＊Peace５ー仕事�� ページ6
「フリスク、これ…確認してほしい」
「ん、ありがとうモギハ」
モギハからいくつかの書類を受け取り、フリスクはいつも通りの笑みを浮かべる。
しかし、身に纏っているのはあのボーダーの服ではない。彼女は、その小さな体躯に似合わず、スーツを着ていた。
「あー…明日も会談かぁ…」
書類に書かれた“会談”の文字に、フリスクがふぅとため息をつく。そのまま体を伸ばし、デスクワークですっかり凝り固まった体を無理やり伸ばした。
…彼女は幼いながらも、“親善大使”として働いていた。
地上に返り咲いたあの日から、国や世界と掛け合って『モンスターの権利』を主張する日々。否定される事の方が多いが、それでもフリスクは“ケツイ”を持ち続けている。
その甲斐あってか、最近はモンスターを見る目が少しだけ変わってきていた。
彼女らが知る限りで、モンスターが迫害されただとか、そういった類いの話もまだ耳にしていないし…かなり、順調と言っていいだろう。
「…フリスク、仕事大変？」
「んー、まぁね。戦争が起きないだけまだマシだけどさ」
…疲労が貯まっているのか、フリスクは時々愚痴をこぼすことがある。
なにせ、フリスクはまだ子ども。本来であれば遊びたい盛りだろうに、彼女はその１日のほとんどを学校と仕事に費やしている。
(…いつか、倒れそう)
モギハの胸に宿った、ほんの少しの“心配”。
…一度だけ、それを伝えたことがある。
けれど、フリスクはいつも通りの笑みで「ボクは大丈夫」を繰り返した。「モギハこそ、大丈夫？しんどかったら、いつでも言ってね」と。
(……………)
「……フリスク」
「ん？なぁに、モギハ」
「…休憩、しよう。お茶淹れるから」
これがモギハの精一杯だ。少しでも彼女に休息を。少しでも彼女に、心安まる場を。
その真意が伝わったのか、フリスクはふわりと笑った。
…何度も見たからわかる。これは、断る時の顔だ。
「…ありがとう。でもボクは――」
「っ、だめ。…休んで」
気付けば零れていた言葉に、フリスクが目を丸くする。まさか拒否されるとは思っていなかったのだろう。
対するモギハも、自分の言った言葉に驚いたように「…え？」と呟く。
「あ、えっと……ご、ごめ――」
「――フリスク！！」
バン！と扉が開けられ、閉め切られていた部屋に空気が流れ込む。
扉の奥では、植木鉢を持ったキャラがにんまりと笑っていた。
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紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - すっごい遅いですがあけおめです、＿＿＿ああ、、、、、せっかく感情が出せるようになったモギハ＿＿＿＿＿＿ (2月7日 17時) (
レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
理月(ログイン出来なくなりました)(プロフ) - あけおめです！(二月ですが…)更新ありがとうございます♪ また書く余裕ができた時にでも更新してくれると嬉しいです！ゆっくり待ってます♪ (2月5日 19時) (レス) @page23 id: 0cd7ad7d31 (このIDを非表示/違反報告)
志水 - あけましておめでとうございます！ (1月6日 23時) (レス) id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ枕 - 久しぶりに読みにきましたが、すごく面白いです..！本当に大好きだったので更新頑張ってください！待ってます！！ (12月31日 5時) (レス) id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - 更新 ありがとうございます！ああ、、、、、G ルートの悪夢が、、、、、 (10月31日 7時) (レス) @page22 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月すや | 作成日時：2023年1月4日 1時
