＊Peace12ーお茶会�� ページ13
「………お前、卑屈にも程がないか？」
「……ごめん…？」
金色のハーブティーを飲みながら、アンダインがじとりとモギハを睨む。その頬はどこか赤く染まっていて、照れているようにも見える。
隣に座るアルフィーも照れているのか、かれこれ5分はハーブティーをふーふーと冷まし続けていた。
悪い事をしてしまったか、とモギハは彼女用に用意された氷を数個ハーブティーに溶かした(これは、温度を感じない彼女のための措置である。ちなみにアンダイン発案)。
『私って、当て馬役？…なのかと思ってた』
一旦落ち着こう、とのことでテーブルを囲んだ一同。
先程の発言の真意を問うたところ、モギハは上記のセリフを言った。当て馬役…それは言い換えれば、「自分はいるべきではない」と思っていたという事である。
『……貴様…本気で言っているのか…？』
当然アンダインは怒った。自分を蔑ろにしたという事実がどうしても許せなかったらしい。おかげで彼女の手にあったカップはヒビが入り、新しく淹れ直すこととなった。
…余談だが、その時のアンダインの表情はとんでもなく恐ろしく、流石のモギハも冷や汗をかいたとかかかなかったとか。
「…ふたりは、“コイビト”だから…。“コイビト”が出かけるのは、“デート”なんでしょ？だから、私はいらないと思って…」
随分局所的な知識だ。
それもそのはず、モギハは色恋などに興味はなかったのだから。しかし年頃の高校生は当然恋バナをする。それを少しずつ聞いて覚えた彼女の知識が、偏るのも当然のこと。
「はぁーーーーっ、お前なぁ……」
「…わたし達は、モギハとお茶をしたかったんだよ…？」
「そうだ！！アルフィーと付き合っているのはこの際否定しないが、それを込みにしてもあたし達はモギハと遊びたかったんだ！！
忘れたとは言わせないぞ！お前はあたしの“ズッ友”なのだからな！！」
アルフィーが照れつつも「そ、そうだよ！」と頷く。
モギハが驚いたように目を見開いた。3人分のハーブティーを見て、つぶやく。
「……そう、だよね。…うん」
言い聞かせるように…いや、噛みしめるように頷くモギハ。
優しげに細められた目を見て、アンダインは「わかればいい！」とフンと息をついた。
「…あ、そ、そうだ、モギハ。この際だから、聞きたいんだけど……」
「…？何？」
「…モギハは好きなひととか、いないの！？」
――
すみませんお久しぶりです
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紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - すっごい遅いですがあけおめです、＿＿＿ああ、、、、、せっかく感情が出せるようになったモギハ＿＿＿＿＿＿ (2月7日 17時) (
レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
理月(ログイン出来なくなりました)(プロフ) - あけおめです！(二月ですが…)更新ありがとうございます♪ また書く余裕ができた時にでも更新してくれると嬉しいです！ゆっくり待ってます♪ (2月5日 19時) (レス) @page23 id: 0cd7ad7d31 (このIDを非表示/違反報告)
志水 - あけましておめでとうございます！ (1月6日 23時) (レス) id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ枕 - 久しぶりに読みにきましたが、すごく面白いです..！本当に大好きだったので更新頑張ってください！待ってます！！ (12月31日 5時) (レス) id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - 更新 ありがとうございます！ああ、、、、、G ルートの悪夢が、、、、、 (10月31日 7時) (レス) @page22 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月すや | 作成日時：2023年1月4日 1時
