カタオモイ。【片寄涼太】

16 ページ16

・




[ 電話 ]



涼太「もしもーし」



『もしもし、暇人さん』



涼太「人の事言えねぇくせに笑」




『まぁね笑』




涼太「何してた？今」




え、服選んでたって普通に言うべき？

早すぎって笑われる....？




『....特に何も』



涼太「へぇー、俺は寝てた笑」




『え、もうお昼だよ？』



涼太「だから腹減って起きた笑」



『ばかじゃないの笑 さすがに寝すぎ』



涼太「休みだからいいじゃん？笑」



『来週はちゃんと起きて！』



涼太「はいはい笑」



そんな会話でさえも楽しいって感じる私は

ずっとこのまま電話していたかった。


切りたくなかった。



そしたらつい口からポロッと....




『涼太、、1人って寂しいね』



『暇なら来てよ。』




言ったのは自分のくせに


何言ってんだって顔が赤くなる。



涼太「いいよ。今から行く。待っとけ」



そう答えてくれる涼太はやっぱり優しい。



『え、、ほんとに来るの....？』



涼太「来て欲しいんじゃないんですか？Aさんは。」




涼太「それに、寂しい時は俺がいてやるからって約束忘れたとは言わせねぇ笑」



顔赤くなって、心臓バクバクで



キュンキュンしすぎて好きすぎて




なんでこんなにいいとこだらけで




なんでこんなに構ってくれて




なんでこんなに期待させるのか、





私には全て謎だけど





全て愛おしくてかっこよくて




だいすき。

17→←15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す