カタオモイ。【片寄涼太】

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楽しい時間はあっという間....なんて

よく言うけど、ほんとだと思う。





ランちゃんと話して




お昼はいつもみたいに4人で爆笑して




午後の授業はうとうとしながら



隣のランちゃんとコソコソ話したり



少し前の涼太眺めたり、、、笑




そして、今から帰り。早いな、ほんと。




『玲於くん、バイバイ』



涼太「じゃーね」



藍「また日曜日」



玲於「うん、じゃーね」



玲於くんとバイバイして



3人で電車乗って



少ししたらランちゃんが降りて、




『また日曜日にね、ランちゃん』




藍「うん。バイバイ」



涼太「じゃーね」




涼太と私、2人になって



朝とは違っていつもみたいに会話がある。




でも今日は、涼太が話す日。




私は聞く日みたい。




たまにはこれもいいかも。



涼太の少し低めの声が好き。



“ほんとに”って口癖も好き。



動く喉仏も好き。



ちゃんと目を合わせてくれるのも好き。



涼太「んで、先輩がさ、、、聞いてる？笑」




『聞いてるよ笑』



涼太「Aってやっぱいつも眠そう笑」



『ちゃんと目開けてるもん』



涼太「そういうんじゃなくて、笑」



『....でも、ちょっとだけ眠いかも笑』



涼太「お子ちゃまじゃん笑」




『........違うし、やっぱ涼太ばか』




涼太「ばかって言う方がばかなの、知ってる？」



『私はお子ちゃまかもしれないけど、』




涼太は、ガキだよ。小学校低学年。




女の子をからかう男の子だ。



小学生の場合、それは



好きな子限定だけど、、、

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