チャラい先輩２【alan】

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Aside





白濱先輩、、、めちゃめちゃモテます。




いきなりすみません。でもモテるんです。




あんなにチャラくてもね、
あんなにうるさくてもね、
思ってたよりも背低くてもね、
顔と声が一致しなくてもね、




顔がイケメンだから。
さすがハーフ。フィリピンの血が濃いって得。





でもここまでモテることないじゃんか。




告白なんて今月だけで何回目？笑




噂を聞くだけでモヤモヤしちゃうのに
実際に目の前で見るのはもっとモヤモヤする。





ヤキモチまでは行かないけど、、、




返事はわかってるはずだけど、、、




時々不安になるの。




告白する子たちみんな可愛いし。
私なんかよりも明るくてキラッキラッしてる。




今日だって見えちゃった。
玄関で、白濱先輩と隼くんが来るの待ってる時に、告白されてるの。




「あの、、亜嵐くん、す、好きです....！」




亜嵐「あー、ごめん！俺好きな子いるから」




白濱先輩は絶対私を“彼女”って言わない。隼くん以外の人に。




そういう小さな優しさ。
こんなの私のキャラじゃないけど、、
惚れちゃうよ。





『....白濱先輩は、私のどこがいいんですか？こんなに愛想悪くて地味なのに』




亜嵐「愛想悪いなんて思ったことないよ、まず。なんかサバサバしてて、自分をちゃんと持ってる感じ。いいじゃん。そういうの結構好きだよ」




....照れる。自分で聞いたのに笑




亜嵐「あとは、見た目？やっぱり可愛い！笑」




『........白濱先輩、眼科行った方がいいよ。私ブスだもん』





亜嵐「もっと自信持ちなさい笑 可愛くないと俺が好きになるわけないから」




ヤキモチ妬いて
自信なくして
変な事まで聞いちゃって
でも。でも、、




やっぱり私は白濱先輩が好きみたい。





『私も見た目好きかも。........亜嵐くんの』





亜嵐「え、あ、、亜嵐くんって！！」




『き、聞き間違い....！！』




亜嵐「いいや！ちゃんと聞いた！笑」




亜嵐「あーもう、Aちゃん好き！」




『........亜嵐くん好き！笑笑』





ただの惚気だこんなの。笑




私たちらしいっちゃ私たちらしい。

















チャラい先輩は
チャラいけど、優しくて、面白くて
時々かましてくる奇才っぷりは最高で、

ムカつくほどにイケメンな





今では私の好きな人。
そして、彼氏。




＿Fin＿

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