Gift 1 (ページ15)

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【昔の話】EH ページ15

((カランカラン

EH『あれ…？』

いつもならいるソラもいないし、厨房にも明かりがついてない。
ケーキも並べられてないし…

でも空いてる。

不用心だな…誰かいるの？？

EH『A～…いる～…？』

いるわけない…よね…

まぁ座ってればくるかな？あいてるってことは。

そう思っていつもの席に座って待っていたら、気づいたら寝てしまっていた。

EH『…ん…。。』

ふと目をさますと、もう来て2時間経っていた

EH『やばっ…て、毛布…』

寝ていた俺に気づけば毛布がかけられていて、ほんのりと香った匂いがAのだとわかった

きてる…の？

『あ…起きた』

EH『A！あ、ごめんね、勝手に入っちゃって』

大丈夫だよ、とAはいいながら、できたてのマカロンと、俺の大好きなイチゴみるくを出してきた

『ちょっと買い出しして店をあけてたの。もともと今日は休みだから研究でもしようかと思って。これは試作なんだけど、食べてみて(^^)』

あれ…ふつう…だ

EH『ん……めっちゃ美味しい！！！！！』

さくさくふんわりしてて、それに甘さがあって…

EH『ともかくめっちゃうまい！！！』

興奮しながらいうと、Aは嬉しそうに微笑みながら、イチゴみるくを指差した

『調べたんだ。ヒョクはイチゴみるくが好きなんだよね？びっくりした笑スーパージュニア、ウニョクって打ったらたっくさん情報あって』

そう話してくれた彼女の顔には前見た困惑の表情は見えなかった

EH『ごめんね…こんなにいたのに、大事なこと話せてなくて…』

『ううん、いいの。話ずらいよね笑自分からアイドルでーす！とか、笑
めっちゃ人気なのに知らない私も私だったよ』

それに、と彼女は言葉を続けた

『ようやく、ヒョクのこと全部知れるって思ったら全然嬉しいよ(^^)
話してくれて、ありがとう。』

あぁ

もしかしたらこの時からだったのかもしれない

彼女に惹かれ始めていたのはーー