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バイトが終わり音と紺野さんを連れて晴の家に戻った。
紺野「なに!ここ。嘘でしょ?すご〜い!」
晴の家のメイドさんやシェフが列を作って入ってくる姿にびっくりしていた。
紺野さんはSNS用写真を撮りまくっていた。
家の玄関で少し着替えてくると言った晴を待つ。
着替えるってなににだろう。
「おい、何してる」
上の方から晴の声がして聞こえてくる方へ視線を向けると、階段の手すりに手を置いて私たちを見ている晴がいた。
『なに。その格好と髪型。タキシードなんて着てるの?』
真っ白なタキシードにきっちりとセットされた髪の毛。
晴「……別に?これが俺の普段着だけど?」
『んなわけないでしょ。晴がタキシード着てるとこなんか数回しかないよ?白とかほとんど見たことないもん。』
晴「う、う、うるせえな。俺の勝手だろ!」
音、紺野「ほらほら、2人とも喧嘩しない」
紺野「フォトジェニすぎるでしょ!ここに馬もいたら完全に王子なんですけど」
色んな角度から晴の姿を写真に収める紺野さん。
晴「ついてこい」
紺野「はい!ついていきます!」
先を歩く晴にルンルンでついていく紺野さん。
紺野「きゃ〜!すごい!」
大きい噴水にちらほらいるメイドさんや執事さん。
そして豪華な食事を準備してくれているシェフもいる。
晴「こんなパーティー庶民には真似出来ないだろ」
小林「いらっしゃいませ、ようこそおいでくださいました」
振り向いた先に車椅子に乗った小林さん。
音が小林さんを見て表情を綻ばせた。
音「小林さんってこの家の…」
小林「執事をしております。いつも、ご親切にしてくださって。改めて感謝申し上げます」
音「あ、もしかして小林さんにバレないようにレジ付近から離れて隠れたりしてた??」
『うん。ごめんね?隠してて。小林さん信じてないわけじゃないんだけどなんかね。音ごめんね』
音「そんなこと大丈夫だよ。こっちこそ気を遣わせてごめん」
『Aお嬢様懐かしいでしょ。お庭。よくぼっちゃんと遊んでましたもんね。べったりでしたし。私はお2人が楽しそうに遊んでいるのを見るのが日課でした』
小林さんがこそっと私に言ってきた。
たしかにずっときてたな。
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ト音記号 - 面白かったです! season2も見ます! (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3d84ac0722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cana | 作成日時:2018年7月11日 21時