大人気YouTuberの恋３【短編集】 (ページ25)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:28,723 hit

すれ違うページ25

私とゆたは1ヶ月ほど前に同棲しだした。
最初は、2人とも家事を分担したり協力して過ごしていた。

だが今は違う。
スカイピースは、week・アルバムの準備・テレビ出演など多忙。
そして私は、それにプラスで過去1長い動画の編集担当。最近は全く寝れてない。

コムドットも同じくCMやテレビ出演、雑誌の仕事などどちらのグループも多忙。
ゆたは、個人の仕事でスタイル本の撮影で大忙し。

やっとのことで、帰ってきたと思えば寝に来るだけということが多く、今日はやっと休みが取れた。

ゆたも休みで被り、掃除や片付けをしようと約束していた。

だがゆたは起きてこない。
仕方なく起こしに行った。

A「ゆた！起きて！！掃除するって約束したじゃん！」
と出したくもない大声でいうと、ゆたは

ゆた「ん…。今度でいいじゃん…」
という。

A「今日やらないと無理！次の休みがいつかもわからないんだから！！」
私達は多忙なYou Tuberになったんだから休みがいつかはわからない。
6年やってわかったことだった。

ゆた「やっと休みなんだから寝させろよ…。掃除ならAがやればいいじゃん…」

この言葉が私の頭の中の何かがプツッと切れた。

A「ゆうたの嘘つき！そうやって忙しいで、人に任せるんだね！私だって、同じくらい忙しいよ！！」
そうゆうたに言い捨て、家を飛び出した。

ゆうたが何か言っているようだったが、私の耳には届かなかった。

というか、家を飛び出たものの持ち物はスマホ1つ。
それに、それごときで飛び出すなんて最低だな、私。
かと言って戻ることはできないし、行き先もない。

とりあえず、テオ氏とじんたんに連絡してから頼りになる友達の家に行こう。