この世界に来たからには楽しんでやるさ！【ONE PIECE】 (ページ15)

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オーロ・ジャクソン号に乗ってからたくさんの島に行って旅をした。その間、レイリーさんの覇気の特訓もつけてもらっていた。

なんせ、戦争どころか今まで武道とは無縁の人生を20年も送っていていたのだ。

一応、身体能力アップのオプション付きで何とか覇気を習得した。

同時並行で、私は本の能力(主に魔法)の訓練もしていた。

杖を使ってほかの船員に見つからないところで隠れて練習していた。取り寄せ呪文は島の端から端に呼び寄せることが出来るようになった。

戦闘呪文もある程度形になった。

そしてロジャー海賊団が最後の島ラフテルに着く前に私は船を降りることを伝えた。

「は？！船を降りたいだって？！」

「おいおい！ラフテルまであともう少しじゃねえか？！」

シャンクスとバキーは私の発言にとても驚いていた。

『まあ、そうなんだけどさ』

「なんで今なんだ？降りるにしても、俺らに最初に言ったんだよ？」

シャンクスにそう聞かれた。実は船を降りたいと初めて行ったのは船長でも、レイリーさんでもなく、バキーとシャンクスだった。

『確かにロジャー船長とレイリーさんに最初に言わないといけない事だけど、さ。ケンカしたり、雑用一緒にやったり、共闘したり…この船で1番一緒に居たのは2人だからだよ。大事な友人であり、仲間だから最初に話しときたかったんだよ。…それじゃ理由にならない？』

私の言葉を聞いて2人はポカンとして、顔を赤くして照れた。

「そ、そうか…」

「ド派手になんつー告白してくれるんだ！てめぇは！！！」

『えーだって本当の事だもん。』

「おめぇは突然ストレートに言ってくれるから身がもたねぇし、自覚ねえから余計にタチが悪い…」

『なんのこと？シャンクス』

「はぁ…なんでもねえよ」

「今だけてめぇに同情するぜ、シャンクス…」

さらにバキーに言われ、私の頭にははてなマークが増えた。