この世界に来たからには楽しんでやるさ！【ONE PIECE】 (ページ14)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:19,354 hit

14 ページ14

私は、女子にしては170センチと身長が高いほうだ。

今まで年上に見られたことはあっても、同い年っぽいとは言われたことは無かったのだ。

…どうゆう事だろうか？

何となく、ポケットに手を入れた。すると、小さく乾いた音がポケットの中からした。

「なあA、どうしたんだよ？」

シャンクスに言われて思考が浮上した。

『あ、ごめんなさ…ごめん。少し考え事してた』

私は一旦、ポケットから手を出した。

「案内するならさっさと行くぞ！レイリーさんの雑用もあんだぜ！」

バギーがそう言って私は我に返った。

「だな！行こう」

私は2人の後ろをついて行きながら、再びポケットに手を入れ、中のものを気づかれないように出した。入っていたのは四つ折りの紙だった。開くと、そこにはこう書いてあった。

「言い忘れていたけど、君、今のシャンクスとバキーと同い年だから！マイナス4歳の16歳だよ！身長は変わらないままね！」

年齢変える必要あった？と思った瞬間、紙に新たな文字が浮かんできた。

「何となくだよ！」

私は思わず辺りを見渡した。…ストーカー？！

再び紙に視線を落とすと、こう書かれていた。

「違うから！！！因みにこの紙の字はA以外の人には見えてないから！向こうの世界に戻れる準備が出来たらこの紙で連絡するね！今ちょっとテストしてみただけだから！Aが読んだら数秒後に燃えるよ！」

『は、ちょっ…！』

紙が燃え始め、思わず焦った。けど、熱くはなく、紙はそのまま燃え尽きた。

『なんなんだったんだ…？』

「おーい！A！置いてくぞ！！」

『あ、ごめん。今行くよ。』

私はシャンクスに言われ、2人の元に行った。

「そいや、お前さっきレイリーさんに何をお願いしてたんだ？」

バキーに聞かれ、私は答えた。

『ん？あぁ、覇気の特訓してもらおうと思って』

「…はぁぁぁ？！」

『え、なんか不味いこといった？』

「レイリーさんの特訓自分から受けるバカは居ねぇよ！！」

『赤っ鼻に言われたくないよ』

「誰ぇの鼻が赤っ鼻じゃあ！！ド派手にぶっ飛ばされてぇのか？！」

「ははは！！！」

…馴染めないか不安だったけど、上手くやれそうだな。と私は思った。