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「はーい」

誰だろうと思いながらドアを開けると

さっきまでの会話を聞いていたかのように

「やっほ、差し入れ持ってきた!」

Aがやってきた。





「ヌナ〜!!!」「A〜!!!!!」

ハニとイエニが思いっきりAに抱きつく。

「うわっ、あははびっくりした笑」

嫌な顔をせずニコニコと受け入れるA。

「ぬなぁ会いたかったよォ」

「あら本当?ヌナもイエナに会いたかったよ」

Aのこういう所が僕たちを狂わせるんだなぁ

「チャニオッパからまだ作業してるって聞いたから、アイスアメリカーノ買ってきたよん」

そう言いながら事務所内にあるカフェの袋をユラユラと揺らす。

「ありがとう、うう」

ハニ……半泣きじゃん……笑

「ふふ、喜んでもらえてよかった」

キャッキャッと喜ぶハニとイエニを眺めていると

「スンミナも、お疲れ様。」

Aが僕の肩にぽんっと手を置いた。

「どう、作業は順調?」

「うん、2人のお陰で順調だよ」

「そっか、3人が作った曲楽しみだなぁ」

流石に本人には、貴方を想って作りました。なんて告白的なことは出来なかった。

「ねぇ」

「うん?」

「曲完成したら、僕にご褒美ちょうだい」

「ご褒美?うん、いいよ」

「空いてる日デートしよう」

「え?そんなのでいいの?ほら、もっとご飯奢りとか…」

「うん、2人でデートがいいの」

「そっか、分かった」

僕の無理なお願いにも聞いてくれるA。
そういう所も好きだなぁ

ずっと浮かれているハニとイエニをひっぱたいて
作業を再開した。



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作者名:LUNA | 作成日時:2024年2月11日 0時

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