幸せな朝 ページ4
.
ピピピと小さくスマホのアラームが鳴る。
私に抱き着くように寝ているジソンを起こさないように、時間を確認する。
9時か…
今日のスケジュールは午後からなのでジソンはまだ起こさないでおく。
少し体勢を変えたくて体を捻ると、
｢ん、｣
ジソンが起きてしまった。
｢あ、ごめん、起こした？｣
｢大丈夫、｣
うーん、と唸りながら手を広げてギュッと強く抱き締められる。
｢Aちゃん確保〜｣
くふくふと笑うジソンが可愛くて金に染まった髪をスルスルと撫でてあげる。
｢2度寝しよーよ｣
｢うーん、いいけど、リノオッパに怒られちゃうかもよ？｣
｢別にいいよ。怖くないし｣
｢わー、オッパに言っちゃおうー｣
｢すみませんでした。｣
ふふと笑い合うと私がやったように、今度はジソンに頭を撫でられる。
そのまま耳も撫でてくるから擽ったくて目をそらすと
｢ふふ、擽ったい？｣
｢ん｣
｢かあいいね｣
みるみるジソンの顔が近づいてくる。
ちゅ、ちゅ、と静かな部屋に響く。
続くキスに苦しくて、ジソンの肩を押すと
不服そうな顔をしながら離れるジソン。
｢A好きだよ。大好き｣
｢私もだよ｣
｢私も何？｣
｢私も大好き｣
｢ふふ｣
さっきとは打って変わって嬉しそうな顔をするジソン。
2人で抱き合ってまた眠りにつく。
この後、2人で寝坊しかけてリノオッパに怒られることはまだ知らない。
.
お気に入り登録、ハートありがとうございますт ̫ т
励みになります。
リクエスト等ありましたらコメント欄でお待ちしております。
LUNA
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 616人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：LUNA | 作成日時：2024年2月11日 0時
