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カフェでも行かない？と言うオンニの誘いにのり
オシャレなカフェに来た。
ハヌルオンニは私が公開練習生として活動していた時、ハヌルオンニが制作した番組に、私がたまたま出演して仲良くなった。
私たちが仲良くなるまで、そう時間を要さなかったことを覚えている。
｢事務所、辞めたんだってね｣
｢うん、｣
｢そっか…｣
｢あ、今日はね、Aに話があって来たの。｣
｢話？｣
｢そう、実はね私、JYPでもお仕事しているの｣
｢ええ！？そうなの？｣
｢それでね、うちのプロデューサーが新しく練習生が欲しいって言っててね｣
｢それで、貴方を推薦したいんだよね〜｣
｢え、私を…｣
｢うん、本当は街でスカウトしようかと思ってたんだけど、Aが事務所辞めたって風の噂で聞いたから、急遽声をかけることにしたの！｣
ハヌルオンニが差し出した資料を手に取る。
女子2チーム、男子プロジェクトチームか…
｢返事はすぐは要らないから、よく考えて欲しいの｣
｢Aには必ずデビューしてほしいから｣
｢分かった。考えるよ｣
｢やった〜！ありがとう！｣
もう辞めるって決めたのに、心が揺らいでしまった。
ハヌルオンニと別れて帰路につく。
｢ただいまぁ｣
誰もいないリビングに呟いて、テレビをつける。
『さぁ、続いては今大人気のグループの登場です！！』
私も踊りたいし、歌いたい、
私もこうやって輝きたい。
ハヌルオンニにもらった資料をギュッと握った。
最後のチャンスとして賭けてみるか
諦めて普通の人生に戻るか。
もう一度、資料を眺める。
｢JYP…｣
わがままななのは分かってる。
だけど、デビューしたい。
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もう少しでメンバー出てきます。
少々お待ちください！
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作者名：LUNA | 作成日時：2024年2月11日 0時
