非日常な日常

力比べ ページ33

「そんな事言ったっけ？空耳じゃないの？？」


NK「いや、Aさんがさっき言った。性悪説の起源とも言ってたよ(ニッコリ)」




キラキラスマイルでおっかない事言いますね。




菫「性悪説なんて難しい言葉知ってるね！人それぞれ恋愛スタイルがあるって事だよ、佑紀は凄く魅力的で疑り深くて誰より自分が好きなだけ」


NH「さっき調べたんだ。でも自分が好きなのは性悪説とは違うよね、ただワガママってことかな？」




美男美女難しい話をしている。




菫「ちょっとA、なんて言えばいいの？」



私に振らないで！巻き込まないでくれ！！

佑紀が暗殺者の目でこっち見てるし。



菫「ほら自分の発言に責任持とうよ」




菫も面倒臭さくなってきてるな。




「ん〜さっきのは失言だったね。性悪説っていうのは間違いで、ワガママって言うのもちょっとちがうんだよね」


NK「ますますわからない」


「例え誰かが好意を持って近付いてきても信用しないというか、裏を読むというか」


TY「？？？？人間不信ってこと？」


「いや、人間不信っていうか、相手の気持ちより自分優先」


JH「ただのイヤな奴じゃん」



嫌〜な顔してコーラ飲んでる、
確かに佑紀を知らない人に言葉で説明しようとするとただの嫌な奴になっちゃうんだよなぁ。



「たしかにヤな奴なんだけどね、佑紀なりのルールとか思いがあるんだよ。ねぇ？」


佑紀「ナイショ」



うわっ、でた魔性。



NK「ナイショにされるとますます興味がわくよ、佑紀さんのこと知りたいな」


佑紀「知りたいなら本気でね、お手並み拝見させてもらおうかな」



自分の強みを知ってる人間の力くらべだ、面白くなってきたぞー。



サトシ「楽しそうな会話してるじゃない」




チャンソンさん、引きずられてますけど。




「カープの話は終わったの？チャンソンさん抜け殻みたいになってるけど大丈夫？？」


サトシ「岸ちゃん電話。チャンソンは大丈夫よ、アタシのゴールドフィンガーにヤラレちゃってるだけ」



チャンソンさん、本当に御愁傷です。

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