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「だからゴメンって！もう怒んないでよ〜」
正座の俺の前には仁王立ちのA。
あ、もちろんしょんぼりした俺のアレはちゃんと仕舞いました。
「まーくんはそーゆーのがいいんだ？」
「これはたまたま貸してもらったから…」
「ってか頭の中はえっちなことばっかりなんだ？」
「そんなことは…ない…こともないけど…」
なんだろ、これ。
かーちゃんに見つかったよりもバツが悪い。
「まーくんは私よりもそーゆービデオの方が大事なんだ？」
「そんなわけないじゃん！」
「だって私に気が付かなかったもん！」
「それは…ゴメン」
いや、そりゃあの状況じゃしょうがないだろ、とも思うけどここはAの機嫌をとっておかないと。
「俺もオトコだからこーゆーの見ちゃうってゆーか」
「いつも見てるの？」
「そんな、たまにだけだよ！」
「まーくんはあんな子がタイプなの？」
Aがモジモジしながらさっきよりもしょげた声で聞いてきた。
「え？違うよ、別に好みとかじゃないよ。
たまたま借りたのがあの人だっただけで…」
「じゃあ…したいの？そっちの興味なの？」
ズッキューン！！
どストレート！！
つーかこれめちゃ恥ずい。
何の罰ゲームなんだろ…
「まーくんは経験…ある？」
「な、ないよ！俺、彼女いないもん」
「したい？」
「そ、そりゃしてみたいけど…」
Aの取調べは終わらない。
「それ、私じゃダメなの？」
えーーーーっ！？
なんという展開！
まさか？まさかっ！？
またまたパルプンテになってたら俺の膝の上にまたがって俺の肩をつかんで俺の目をじっと見ておでこを俺のをおでこにくっつけてこう言った。
「他の人じゃヤダ。私にして」
「A…ちゃんと意味わかって言ってる？」
「私は…まーくんとしたい。まーくんは？私じゃダメ？」
「ダメじゃないけど…Aは俺でいいの？」
「まーくんがいいの。一緒にオトナになって？」
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2018年3月21日 13時
