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久しぶりの休日.
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娘は街へ出かけることにした.
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ちょうど欲しい本があったからだ.
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街へ出かけると
朝だというのに 騒がしかった
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ﾊﾟﾝ屋の主人が唄を歌っていた.
ｽｰﾊﾟｰﾏｹｯﾄのお嬢さんは愉快に踊っていた.
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かれらの前をとおりすぎ、
娘は図書館へと足を運んだ.
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娘「こんにちは」
店員「やぁ 智.」
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彼女は 智 という名だ.
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街の者はみな 智を「変わり者」と呼んだ.
いつでも本を読んでいるからだ.
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智「おじさん、この本借りるね」
店員「おや この本 前もかりなかったっけ?」
智「うん3回目. でもこの本好きなのよ」
店員「そっかぁ それならその本、智にやる」
智「ほんと? 嬉しい!」
店員「あぁ、 本当だとも」
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浮かれ気分智は店を出た.
「やぁ」
そんな彼に声を掛けて来たもの.
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それは
この街では1番の男、
松本潤 だった.
潤「こんな本なんかよんでないで よかったらこの後
俺とﾗﾝﾁとかどう?」
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潤は
娘の本を取り上げた
智「いいえ 結構.」
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･
きっぱりと断る智.
潤「ちぇ 変わり者だな」
潤は気にくわなかった.
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作者名：羽凪. | 作成日時：2012年12月16日 19時
