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ある
吹雪が荒れ狂う凍えるような日のこと.
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あたりは夕闇に包まれていた.
.
.
薄い雲の狭間から見える夕焼けは 今にも溶けてしまいそうな程の
わずかな灯りであった.
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王子が一服しようとしたとき
とある醜い老婆が王子の住む白を訪れた.
.
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老婆は、
一輪の美しい薔薇を差し出した.
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老「すまないが一晩だけでも止めてくれないか」
.
.
ちらっと老婆を見た王子は
あまりの醜さに驚き
「ﾀﾞﾒだ」
と冷たく言い切った.
.
.
人を見かけで判断した王子に腹を立てた老婆は
とても怒った.
そして...
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作者名：羽凪. | 作成日時：2012年12月16日 19時
