赤髪の幼なじみ (ページ6)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,537 hit

第4話:カルマの気持ち 1 ページ6

*カルマ視点*
…頭が痛い。俺は何してたんだっけ？

カルマ「ッ…ゲホッ…」

突然、俺の腹部に蹴りが入る。ああ、そうか。不良と喧嘩してたらAが来て、そっちに集中してるうちに拉致られたとか、そういう感じか。

かっこ悪さを超えたね。…女子一人守れないとか、情けなっ………。

不良1「オイ、目覚ましたのか？」

カルマ「ぐっ……」

これ、結構ヤバイよね。手足を拘束されてるわけじゃないけど、駄目だ、頭が回らない。意識がはっきりとしない。

そんなこと関係ない、とばかりに不良共は殴る、蹴る………。まあ、いつも俺がやってることだからそうとも言えないけど。でも、多分、Aも拉致られたはずだから、何とかしないと……。

A「カルマ！！ねえっ、カルマに何するの！やめてよ！」

不良3「うるせえんだよ。」

A「うぐっ……」

やめろ…Aには……Aだけには……。

カルマ「…Aっ……」

ｶﾞﾁｬｯ

意識が再び途切れる直前、人影が視界に入ったのははっきり覚えている。誰かは分からないけど。