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どこぞの王道少女マンガもびっくりなその佇まいに、再び必要以上に腰を抜かしてしまう。
なにがどうしてこのイケメン、謎にNRCにいるんだか。
ただどんな美少年であろうとも、悲しきかな実際俺の胸部に豊かなメロンが実っていない事実は変わりないし
そこを見間違えるのは流石に無理があるので是非とも眼科に行ってもらいたいものだ。
ある意味、A史上初の病院送りである。
最後にレディに優しくしようとした点はまあ評価しよう。
『もー、なに寝ぼけてんです？
女の子だったらこんなとこいないですって』
？「…驚いた、確かにそうだ
あまりにも綺麗だったから気にしていなかったな」
『っ、わ……そーですか』
二枚目でなければ許されなかっただろう中々の口説き文句を飄々とした声音であっけらかんと言うもんだから、久しく見てなかったエネルギーにあてられて軽く目眩を覚える。
別に男前なだけならこの学校でも対して珍しくないが、俺含めそういう奴に限ってつくづく女殴ってそうな性格をしているからかこういった善人オーラに耐性がない。
またここで俺は確信した、きっとこいつも登場人物なんだと。
四捨五入したらRCA入り確定の好青年なんて、どう考えてもキャラ立ちし過ぎてるだろう。
あまりの情報過多に俺の頭がパンクして黙りこくってしまってる間に、首を傾げてた彼がなにか気付いたように目を見開いてこちらに向き直った。
いきなりのことに戸惑ってすこし後ずさってしまうがお構いなし。
？「間違っていたら申し訳ないのだが、
その……もしかしてお前が“噂のベネット”か？」
『…その通りですけど。なんですかその噂のって』
シュールな体制の中、耳を疑う言葉が飛び出してきた。
聞くだけでも大変不名誉そうなキャッチコピーに、つい体が反応して勝手に口が開いてしまう。
おかげで意識を持ち直すことができたが、代わりにどうしよもない不安が冷や汗とともにどっと押し寄せてきた。
明らかに良い噂じゃないことは彼の表情を伺えばすぐ理解できたが、にしたってこんな常に寝てそうな眠り姫にでさえ届くほどの噂話って一体。
先程とは打って変わって一転攻勢、そいで今度は俺が彼を追い詰める番な訳だ。
とことん問い詰めるしかない状況に、互いに火花を散らしあっていると不意に頭上から天使が降ってきたみたいで2人の白い肌が突然陰る。
？「わわ！そこのお前らー、全力で避けてくれ！」
「『！？』」
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雛乃(プロフ) - ゼロさん» コメントありがとうございます。できるだけ早く続きを公開できるよう努めます！ (11月5日 21時) (
レス) id: e4701a63e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 続きが気になります！更新を楽しみに待ってます!!! (11月5日 17時) (レス) @page17 id: b291809af8 (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - ロア……のスマホ版のようださん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (10月18日 18時) (レス) id: e4701a63e5 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - 好きです！最高です！最新楽しみにしています！ (10月18日 18時) (レス) @page4 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛乃 x他1人 | 作成日時：2023年10月17日 13時
