1：NRC ページ11
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『んで今に至るって感じ
ね、そんな面白いモンでもなかったでしょう？』
ﾓﾌﾞ「最後端折りすぎだし、普通に濃かったが？」
？「……えぇ。」
時と所変わってここはナイトレイブンカレッジの食堂。
別名、治外法権の学園とも名高いそこは某米花町並の事件発生率を誇る男子の園。
我が身可愛くてしょうがない俺が、理由なくしてこんな僻地に飛ばされた経緯は追々。
予め弁明しておくが、俺だって向こう80年はモブ充していける余裕があった。そう当初は。
だがしかし。
ここ数年の度重なる判断ミスと、大半の一般人が手抜きすぎるが余りに出始め避けてたはずの登場人物との(望んでいない)出会いと相成りこの始末。
有り体に話せば、
まんまと美形の顔に釣られてしまった訳だ。
(まぁこの顔で普通に過ごせるわけないし、どちらにせよいずれこうなってはいただろうな)
だが何はともあれ、幸いにも今世では割かしマシな人生を歩んできた方ではあって。
ミドルスクールやジュニアハイスクールではほどほどの成績を修め、友とも言えるべき顔馴染みもできた一方。
ただ、そこでついたあだ名は「愛人」と散々な謂れ様。
俺の容姿が整いすぎているばっかりに。
付け加えて幼少の頃にブッチからこの世界について教えてもらったことで、ある程度の難題は円滑に進めることが出来たし立ち回りもそれなりに上手かったと思う。
他キャラとの絡みはそのせいでもあるが。
青春の詰まった学校生活もそこそこに。
原作の時間軸に迫りつつあるらしいので、親に無理を言ってNRC？ではなくロイヤルソードアカデミー？に入ろうとしていた矢先。
数日前に実家の元へ迎えにきたのは、薄情なことにかぼちゃの馬車なんてファンシーなものじゃなくてただのドス黒い馬。
省略するけどその他諸々、数々の紆余曲折を経てここに来た。
ところで今は、入学間もない一昨日できた学友に同室メンバーとの関係値を探られたので
うちの幼妻ことラギーとの遭遇を話し終えた折。
勿論、俺の生前やらの話題はすべて伏せるものとする。
『そろそろ行きますかぁ、皆遅れんでね』
ﾓﾌﾞ「「「お、おう！」」」
昼食の食器を下げながら、残された奴らにひらひらと手を振った。
高嶺の花も、全ッ然楽じゃないんだな。
ほぼ無意識でため息を吐いていると不意に背中を叩かれて、咄嗟に後ろに向き直る。
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雛乃(プロフ) - ゼロさん» コメントありがとうございます。できるだけ早く続きを公開できるよう努めます！ (11月5日 21時) (
レス) id: e4701a63e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 続きが気になります！更新を楽しみに待ってます!!! (11月5日 17時) (レス) @page17 id: b291809af8 (このIDを非表示/違反報告)
雛乃(プロフ) - ロア……のスマホ版のようださん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (10月18日 18時) (レス) id: e4701a63e5 (このIDを非表示/違反報告)
ロア……のスマホ版のようだ - 好きです！最高です！最新楽しみにしています！ (10月18日 18時) (レス) @page4 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛乃 x他1人 | 作成日時：2023年10月17日 13時
