にじゅう。 ページ20
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慧「どぉ?似合う?」
そういっていろんな服を自分の体にあてがう伊野尾さん
スタイルもいいから何着ても似合う。絶対。
A「すっごくお似合いです」
慧「んふふ、ありがと」
Aちゃんに褒められたしこれ買ってくる―って
レジのほうに向かっていった
そんな感じで決めちゃっていいんだ…
彼をよそに一人店内を見て回る
いろんな種類の服に
たくさんの数のアクセサリ
かわいいもかっこいいもそろっている
私も何か買おうかな…
なにがいいかなーってさまよっていたら、
一つのアクセサリに目を奪われた
イヤリング
水晶のように丸くて透き通っていて
耳につけると少しゆれるタイプ
そしてなにより
青と水色のグラデーションが魅力的だった
…買っちゃおうかな、
どうしようかとじっとイヤリングを見つめる
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と、いきなり横から手が出てきて
イヤリングが持ち上げられた
慧「…これ、ほしいの?」
犯人は彼だった
彼の手に収まったイヤリングを彼はまじまじと見つめる
慧「絶対Aちゃんに似合う」
A「え、あ、いや、でも、、」
慧「買ってくるから待ってて」
そういうと私の返事も聞かぬまま
再びレジに向かって行ってしまった
私はそんな伊野尾さんを追ったのだけれど
店員さんに プレゼント用に なんて言ってスムーズに支払いを終えていた
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作者名:salt | 作成日時:2020年8月13日 17時