理由 ページ40
薮side
何だかんだで今俺ん家。
光は台所で晩御飯を作ってくれてる。
俺の前にあるソファに腰掛ける伊野尾と雄也。
2人を見ると、伊野尾は至って普通。
雄也の肩に腕を回して楽しそうに話してる。
どちらかと言うと雄也が不自然。
伊野尾と目を合わせない、話し掛けられても「うん…」とか返事だけ。
会話が進んでるようにない。
どういう事だ…？
考えてるところに、光が炒飯を運んできてくれた。
八乙女「お待たせぇ！」
伊野尾「うぉ！！美味そう！！なっ！！」
そう言って雄也に同意を求める。
雄也はと頷くだけで炒飯とも目を合わせない。
薮「とりあえず食おうぜ。」
食べ始めると「お！やっぱうめぇ！！」って伊野尾だけがはしゃいでる。
雄也も食べてるがちびちび。
半分くらい食べて光が切り出した。
八乙女「で？その顔はどうしたの？」
伊野尾「だからコケたんだってー(笑)」
ケラケラと笑って言ってるけど、顔は笑ってない。
笑ってないどころか光を睨み飛ばしてる。
まるで竹中直人さんの様に…
伊野尾のあまりの形相に光は言葉を失った。
薮「やめろよ！何？話せないの？」
伊野尾「だからコケたって言ってるだろ！！」
伊野尾じゃ埒が明かない。
薮「お前はもういい！！雄也！！どうなんだ？」
質問先を雄也に変えた。
伊野尾「なんで？俺ちゃんと応えてんじゃん！なんで高木に聞くの？」
薮「うるさい！お前が本当の事を言わないから雄也に聞いてんだよ！！」
段々声が大きくなる伊野尾を放って雄也を見つめる。
高木「………」
薮「ちゃんと話せ。」
雄也が話すのを待つ。
諦めずただひたすら待つ。
こっちが諦めるのを待っていた雄也だが、目を逸らさないで応えを待ってる俺達を見てため息をついた。
高木「………お…れが…蹴り…ました…」
はぁーとため息をついて雄也の頭を撫でる伊野尾。
何？
蹴った？
蹴ったって聞こえたけど。
回し蹴りとか？
人の顔ってそうそう蹴れるもんじゃないぞ？
八乙女「なんでまた…顔なんか蹴ったんだよ。」
光が雄也の顔を覗き込んで聞く。
高木「…だ…だって…むちゃく…ちゃ…痛かったん…だもん…」
そう言って顔を真っ赤にしてスプーンを置いた。
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○ぴーたん○(プロフ) - LOVE磁石ありひか愛ingさん、コメントありがとうごさまいます！！これから2人には少しずつ愛を育んで言ってもらおうと思っています( ´ω` )よろしくお願いします(*^ω^*) (2018年4月24日 23時) (
レス) id: ef012946bb (このIDを非表示/違反報告)
LOVE磁石ありひか愛ing(プロフ) - �睫攘�めっちゃ鈍感でしたね(笑) 面白いですね！ お気に入りにしました！ 更新頑張って下さい！ (2018年4月24日 8時) (レス) id: 8bae9d3bf0 (このIDを非表示/違反報告)
○ぴーたん○(プロフ) - na l ako0704dさん、コメントありがとうございます！！これから2人の恋の成長を書けたらと思ってます。よろしくお願いします(*^ω^*) (2018年4月19日 7時) (レス) id: ef012946bb (このIDを非表示/違反報告)
nalako0704(プロフ) - お話読ませてもらいました！ 私も伊野ちゃんが左が好きですね！！ とっても面白いです！これからも頑張って下さい！！ (2018年4月19日 6時) (レス) id: 3f65bf2a44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○ぴーたん○ | 作成日時：2018年4月14日 23時
