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反撃の刃が五十八振り ページ15
目が覚めると、久方振りに、自分に体があった。
「どうですか？付喪神になった気分は…」
麻理が問いかけてくる。
そうだ、あの後、懐刀を見つけて、麻理が私を付喪神にするための準備をして…
あれ？その後が思い出せない。
「まだ多少のズレがあるので、少し記憶が飛んでいるかもしれませんが、いずれ戻りますよ」
「そっか。ありがとう」
これで、私は以前と同じように審神者業を行うことが出来る。
以前と同じ、ではないか。
軽く溜め息を吐く。
「では、早く手入れ部屋に戻りましょう。ここにも、いつ敵が来るか、分かりませんから」
「そうだね」
麻理と一緒に、部屋から出ようと、扉に手を掛けた時だった。
廊下の奥から、微かな足跡が聞こえた。反射的に、自らの本体となった刀を握り、身構える。
「(夢主)さん？どうかしましたか？」
少し心配した口調で、麻理が問うてくる。
「足音、聞こえない？多分、3人か4人ぐらいの」
麻理はゆっくりと首を傾げる。聞こえないと言う事か。
いや、その足音だけではない。
その奥から、聞こえる、遡行軍の断末魔が、燃える炎の音が、敵の殺気が。
刀になる前とは全く違うように感じる。乱の時の借り物の体とも、また違う…。
なるほど。これが刀剣の本能なのか。面白い。
戦ってみたい、と思う刀としての欲求を抑えつつ、足音が目の前から去るのを待つ。
刀剣としての自らの機能を試したいのは山々だが、生憎、今はそんなことしてる余裕はない。
息を潜めてなるべく壁際に寄り、感づかれぬように気配を薄める。
本丸中が燃えていて、戦の轟音も聞こえるのに、そこだけやけに静かに感じた。
不思議な静寂の中、廊下からの足音、衣擦れの音が、部屋の前で止まった。
障子から僅かな隙間が開く。
もうダメか…。＿＿＿そう思い、刀を構えると同時に、勢い良く障子が開いた。
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れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すーくろの恋愛モノ初めて見た希ガス(なわけない) (2018年4月1日 10時) (
レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» りょーかい。めんどうだった← (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
すー黒蜜(プロフ) - そういうのはLINEかでよろメール (2018年3月20日 16時) (レス) id: 4498fe7828 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - あれどーする？ (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» もー！！！ (2018年2月24日 20時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー黒蜜 | 作成日時：2018年2月12日 18時
