検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:33,732 hit

反撃の刃が五十六振り ページ13

先程から色々探しているが、あまり見つからない。


「どんなのが良いとか、希望ってありませんか?あった方が捗るんですけど」

焦って早口になりながら麻理が言った。


どんなものが良いか…。聞かれてパッと出るものではない。

生前、憧れていたもの……。

ふと、戦場の血の香が頭を過る。

人の身である以上、刀剣と共に戦うことは出来なかったけど、もしかしたら…。


「刀剣男士の皆と一緒に、戦いたい」

それを聞くと、麻理は意外そうな顔をした。

「刀…って、ことですよね?」

「そうなるかな…」

うちに、まだ付喪神がついていない様な、若い刀はあったっけ?

記憶を振り返る。

しかし、そんなもの、すぐには思い当たらない。

あ、と、麻理が声をあげた。

「あれなんてどうですか?あの、審神者になるときに貰う…」

そうだ、多くは使い道が無くて使われないが、

全ての審神者は見習いを卒業する時に懐刀を与えられるんだった。

量産品だけど、なんせ国の中で最も花方の職業、審神者の懐刀だ。性能も良い。

それに、あれだったらそこそこ思い入れもある。


「では、それで良いですか?」

麻理が確認をとる。

もう一度、しっかり考えてから、返事をした。

「そうするよ。

…よろしくお願いします」

反撃の刃が五十七振り→←反撃の刃が五十五振り



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すーくろの恋愛モノ初めて見た希ガス(なわけない) (2018年4月1日 10時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» りょーかい。めんどうだった← (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
すー黒蜜(プロフ) - そういうのはLINEかでよろメール (2018年3月20日 16時) (レス) id: 4498fe7828 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - あれどーする? (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» もー!!! (2018年2月24日 20時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すー黒蜜 | 作成日時:2018年2月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。