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反撃の刃が五十六振り ページ13
先程から色々探しているが、あまり見つからない。
「どんなのが良いとか、希望ってありませんか?あった方が捗るんですけど」
焦って早口になりながら麻理が言った。
どんなものが良いか…。聞かれてパッと出るものではない。
生前、憧れていたもの……。
ふと、戦場の血の香が頭を過る。
人の身である以上、刀剣と共に戦うことは出来なかったけど、もしかしたら…。
「刀剣男士の皆と一緒に、戦いたい」
それを聞くと、麻理は意外そうな顔をした。
「刀…って、ことですよね?」
「そうなるかな…」
うちに、まだ付喪神がついていない様な、若い刀はあったっけ?
記憶を振り返る。
しかし、そんなもの、すぐには思い当たらない。
あ、と、麻理が声をあげた。
「あれなんてどうですか?あの、審神者になるときに貰う…」
そうだ、多くは使い道が無くて使われないが、
全ての審神者は見習いを卒業する時に懐刀を与えられるんだった。
量産品だけど、なんせ国の中で最も花方の職業、審神者の懐刀だ。性能も良い。
それに、あれだったらそこそこ思い入れもある。
「では、それで良いですか?」
麻理が確認をとる。
もう一度、しっかり考えてから、返事をした。
「そうするよ。
…よろしくお願いします」
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れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すーくろの恋愛モノ初めて見た希ガス(なわけない) (2018年4月1日 10時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» りょーかい。めんどうだった← (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
すー黒蜜(プロフ) - そういうのはLINEかでよろメール (2018年3月20日 16時) (レス) id: 4498fe7828 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - あれどーする? (2018年3月20日 16時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - すー黒蜜さん» もー!!! (2018年2月24日 20時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すー黒蜜 | 作成日時:2018年2月12日 18時