Story.10 ページ10
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楽屋には3人のメンバーがいて、
その中に有岡さんの姿はなかった。
「さて。頑張るよ。」
『…はい』
まだ私をチラチラ見て訝しげな顔をしているゆうりくん。
かんっぜんに怒ってます。笑
「山田さん、失礼しますね」
ゆうりくんのことで動揺していた私をよそに先輩はもう山田さんの準備を始めていた
「岡本さんの、よろしく」
『あ、はい!』
先輩に言われるがまま岡本さんへと一歩を踏み出すと
侑「ねえ、」
『わ、!』
ぬ、と現れた影。
驚いて声を漏らし顔を上げると、いつの間にか私の目の前に立っていたゆうりくん。
侑「きみは、僕のセットしてくれる?」
首を少し傾けるあざとい仕草とともに、見たこともない愛想笑いで私を指名した。
…反抗は、出来そうもないです。
『分かり、ました』
涼「なぁに、ちぃちゃん。知り合いなの?」
侑「さぁ、どうだろうね?」
圭「えー、気になる、笑」
先輩も気になっている様子で、さっきから視線を感じる。笑
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鏡の前に座ってくれたゆうりくんの後ろに立って
大きく息を吐いた。
緊張、してきた。
そんな私のドキドキがわかったのか、
侑「ふ、固すぎ。」
目を細めて頬を緩めた。
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その瞬間全ての力が、
いらない力が、
抜けたのが分かったんだ。
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菜子(プロフ) - 今さらですが、とても良いお話でしたよ (2019年4月15日 23時) (レス) id: f717513e5e (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - オムライス小娘さん» こんな亀更新でも待っていてくださる方がいるというのはとても心強いことですね( ; ; )ありがとうございます頑張ります( ; ; ) (2018年5月21日 23時) (レス) id: 505cdf870e (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 朱澄さん» 嬉しいですありがとうございます!( ; ; )そう言っていただけるととてもやる気に繋がります、、少し考えてみますね、、! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 505cdf870e (このIDを非表示/違反報告)
オムライス小娘(プロフ) - そらまるさん» そんなことないです!そらまるさんのペースでいいです!私は待ってます!!!頑張って下さい!! (2018年5月20日 23時) (レス) id: e1770cc48a (このIDを非表示/違反報告)
朱澄(プロフ) - 更新ありがとうございます!え、辞めちゃわないでください、、ゆっくりでも全然待ってるので頑張ってください!!!!! (2018年5月20日 23時) (レス) id: a9e17462c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらまる | 作成日時:2017年5月28日 23時