8歳なんて。【Yuri.C】

Story.6 Daiki ページ6

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山本Aちゃん。





俺が、最近気になる女の子。
ふわふわした笑顔がとっても可愛い子。





慌ただしく準備をしているのに、俺が





｢Aちゃん｣





って呼べば必ず返事をしてくれる。

溶けそうな笑顔で。





正直俺だって彼女くらい、自慢じゃないけど何人もいたことあるし。

可愛い子と触れ合う機会だって多いし。





でも、その中の誰よりもキラキラ輝いていて、
まぶしくて。





ずっと見ていられちゃうくらい。





なんなんだろうな、この違い。





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大｢Aちゃんは、いくつなの？｣


『20歳です。まだ専門学校を卒業したばっかりで…』





ヘアメイク中さりげなく聞いてみた。





と、なるとだよ？
俺とは、10歳差になるわけで。





だから、





大｢…彼氏とか、いるの？｣





こんなふうに質問するのはおかしいんだって、





そんなことくらい分かってるんだけど





『…ないしょです』





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いたずらにはにかむきみのこと、





10歳離れたきみのこと、





知らずにはいられないんだよ。





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ねえ、Aちゃん？





僕がきみのことを好きだ、なんて言ったら





きみは僕にどんな表情を教えてくれるのかな









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