8歳なんて。【Yuri.C】

Story.20 ページ20

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大｢俺としてはAちゃんの彼氏が知念だったのがもうびっくりで、、｣


侑｢Aは僕のだよ｣


大｢あーはいはい、いちゃこらしなくていいですよー｣





手で耳を塞いで目も閉じて聞きたくないですアピール。

なんか子供みたい





侑｢いつまでいんの、もう帰りなよ｣


大｢ええ、いちゃだめなの？！｣


侑｢ダメに決まってんでしょ！
僕だって久しぶりに会えたんだから、｣





小さく呟かれた声に、

きっと私だけじゃなくて有岡さんもキュンときたんだと思う。





大｢どうせあれだろ！ぎゅーとかすんだろ！ちゅーもすんだろ！｣


侑｢そうだよ、ぎゅうしてちゅうして一緒に寝るんだから大貴邪魔なの帰って？｣


大｢っもう！わかったよ帰るよ！｣





時間の無駄だったわ！

なんてぷんすかしてるけどそんなに怒っているようには見えなくて、むしろ、

心做しか嬉しそうで、





大｢あいつもガキだよなー？｣





玄関まで見送ると、靴を履きながらふざけてニカッと笑う有岡さん

その表情は、どこかお兄ちゃんのような温かさがあった。





『そうかも、です』


大｢でも俺あんなかっこいい知念初めて見た、

Aちゃん、知念のことよろしくな？｣


『、、もちろんです』





うんうん、ってまた優しく笑って私の頭を数回撫でてから





大｢また邪魔しに来るわ！｣





って帰っていった。







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