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Story.13 ページ13

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記憶を頼りにしながら歩いて
10分足らずでついたゆうりくんの家。

私の家から近かったんだな…

考えないようにしてたから分かんなかったけど





高級そうなマンションのエントランスでゆうりくんの部屋を呼び出すと

早く来て、なんて怖い声が聞こえてきたからちょっとだけ早歩きにして。





あっという間にゆうりくんの部屋の前。





ぴんぽーん、





チャイムの音の後、ドタドタと走ってくる音がして、

ドアが開いたと同時にぎゅう、と抱きしめられた。





『ゆうりく、』


侑「…会いたかった、」





切なげな掠れた声に愛しさが込み上げる。





『私も会いたかったっ…』


侑「ん、」





なんだか泣きそうになってしまった私の顔を見て

少し困ったように笑って





唇に軽く触れるだけのキスをした。





侑「可愛くなりすぎちゃってて、困る。」


『ん、そんなことないも、ん、』





喋れなくなる私を楽しんでいるかのように、

言葉の隙間にちゅ、ちゅ、といろんなところにキスをしてくる。





『ねえ、ここ玄関、!』


侑「中に入ってる時間ももったいないもん」


『…帰るよ、』


侑「だめ。」





一瞬でも離れたくないのかなんなのか、

抱きしめたまま
後退りをするように家の中に入って





やっと、名残惜しそうに腕を離した。








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菜子(プロフ) - 今さらですが、とても良いお話でしたよ (2019年4月15日 23時) (レス) id: f717513e5e (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - オムライス小娘さん» こんな亀更新でも待っていてくださる方がいるというのはとても心強いことですね( ; ; )ありがとうございます頑張ります( ; ; ) (2018年5月21日 23時) (レス) id: 505cdf870e (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 朱澄さん» 嬉しいですありがとうございます!( ; ; )そう言っていただけるととてもやる気に繋がります、、少し考えてみますね、、! (2018年5月21日 23時) (レス) id: 505cdf870e (このIDを非表示/違反報告)
オムライス小娘(プロフ) - そらまるさん» そんなことないです!そらまるさんのペースでいいです!私は待ってます!!!頑張って下さい!! (2018年5月20日 23時) (レス) id: e1770cc48a (このIDを非表示/違反報告)
朱澄(プロフ) - 更新ありがとうございます!え、辞めちゃわないでください、、ゆっくりでも全然待ってるので頑張ってください!!!!! (2018年5月20日 23時) (レス) id: a9e17462c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらまる | 作成日時:2017年5月28日 23時

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