頑張り屋さんに恋をした (ページ14)

今日:2 hit、昨日:32 hit、合計:25,707 hit

13☆syo ページ14

蓮からは未だに連絡がない

グループを抜けた理由が俺なのかとも思った

でも瑠姫は違うって言ってるし

一方でAは意外にも普通で

2人で話す機会を作った時

蓮と何を話したか知らないけど

あの日から

「蓮くん、大丈夫かな」

とか

「蓮くんから返信きた？」

って、急に蓮の話題が増えた

そりゃ心配だけどさ？俺も連絡してるし

でも

2人の間で何があったのか気になってしょうがない

『ねぇA？蓮とさ、何の話ししたの？』

話題に出た流れで、それとなく聞いてみるけど

「言わない約束なの、、ごめんね」

す、素直すぎる

いや、そう言う所が好きなんだけど

"言わない約束"

直ぐ俺に相談するのを分かっていて

そう言ったのか

「奨くん？どうしたの？」

『えっ、大丈夫だよ？それより、ほら。映画見よ』

と、テレビをつけた

でも

河野純喜蓮くんから返信来ました‼︎

いつメングループに送られてきた通知

『え？！』

「えっ？なに？？」

『ごめん！ちょっと待ってて！』

部屋にAを残して外に出た

そして急いで純喜に電話をかける

『もしもし！純喜？！』

「お疲れ様です！どうしたんすか？」

『蓮から返信来たって』

「はい、来ましたよ！やっと！！」

瑠姫しか連絡取れてなかったのに、なんで？

『普通に返信きたの？』

「まぁそうですね。俺、写真送ったんすよ」

『え、何の写真？』

「大学時代の写真っす、懐かしいでしょーって」

あー、そっちか

「Aさんの写真は送ってませんから、安心してくださいよ」

『、、なんで分かる』

「なんとなく。そんな心配になります？あれだけラブラブなのに」

心配というか、単純に気になる

Aのことを信じて俺が言い出したことだから
変に詮索はしないけど

「大丈夫ですよ、そんな気にせんでも」

『うん、分かってるよ』

「それに俺は蓮くんに帰ってきて欲しいんで』

そうだよね、純喜は間違いなくそう言うと思った

俺だって帰ってきて欲しいよ？

また一緒に出かけたいし、話もしたい

でも、、なんだこのスッキリしない気持ちは

「また今度会って話しません？今日もきっとAさんいるんでしょ？」

『、、そうだね』

そう言って電話は切れた

部屋に入ると

「何かあったの？」

『大丈夫。純喜からだった』

「そっか」

そう笑う彼女

A、俺は信じてるからね、、？