強がりさんは恋に臆病 (ページ8)

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翌日になって

〈河野純喜

Aおはよう、ご飯いつ行く?

朝は忙しいから返信こないかな

え、はやっ！？

河野純喜おはよ!俺は金曜がいいけど、どう?

金曜日か、、そうだよね華金がいいよね

来週までシフト入ってるし

少し先になっちゃうけどいいかな

A再来週でもいい?

河野純喜全然ええよ!ありがと!

A瑠姫も来るかな

河野純喜ええやん!誘お!

こうして3人で行くことが決まった

じゃあ今日シフト書いてこよ

金曜日休むと嫌な顔されそうだけど

バイトに行けば

いつも通り忙しく走り回る

特に今日は新人の子がいるから教えながら仕事をしなきゃいけない

ミスが多いから頭を下げることも多い

『ふぅ、、』

「八乙女さん、お疲れ様。少し休憩してきていいよ」

『ありがとうございます』

バックヤードに入っても店内のガヤガヤとした音は聞こえてくる

この間にシフト書こ

『お腹すいた、、』

ケータリングのクッキーを食べながら

スマホをチェックすると

河野純喜また店行くわ!

と、メッセージが入っていた

近いうちにってことかな？

スタンプを返そうと思ったら

「八乙女さん！ごめん！新人さんがジョッキ割っちゃったから手伝ってあげて、カウンターの2名様のところ！」

申し訳なさそうな顔の店長が慌てて入ってきた

少しは休憩させてよ！本当はそう叫びたいけど

『分かりました！行きます』

イライラに蓋をして現場に向かう

「失礼しました！すぐ新しいものをお持ちします！」

「全然気にしなくて大丈夫ですよ」

お客様は怒ってなかったから良かったけど

新人の子は焦って空回りしっぱなし

あれ？2名って聞いてたけど、1人しかいない、、？

それはいいや！とにかく

『ここは私がやっておくから、オーダー行ってくれる？』

仕事を代わって、割れたジョッキを片付ける

「素手で大丈夫ですか？俺拾いますよ」

『大丈夫です！ありがとうございます』

ジョッキの破片を片付け、床を拭いていると

誰かがカウンター席に寄ってきた

「わっ！奨くん大丈夫ですか」

『すいません、すぐ新しいのを、、』

「あっ、おるやん！」

『、、、え？』

見上げると、そこにいたのは

『何でいるの？』

「LINEしたやん、行くかもって」

いや、今日くるとは思わないじゃん