強がりさんは恋に臆病 (ページ49)

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49☆junki ページ49

付き合うことになった俺らは
休みの日は一緒に過ごすことが増えた

『なぁ、クリスマスのことなんやけど』

「もうすぐだね」

『バイト、いれたん？』

鬼シフトで入ってたのを知ってる俺は
ひょっとして？と思って聞いてみた

「いれてないよ」

『ありがとう！俺の一推しデッカい丸いケーキ頼んどくからな！』

「え！2人でワンホールだと大きくない？」

いや、いけるやろ
この前もラーメンハシゴ旅したやん

「この時期は太りやすいからな」

『いつもお菓子食べとる人が今更太るとか考えてるんか？』

「うわっ、バレてる」

『気にせんでええやん？2人で楽しく過ごせたら』

そうだねって笑い合っていると

「いつメンでクリスマス会はしないの？」

いつもの俺らを見てたら聞いて当然のことだと思う

『この前蓮くんが、また韓国行くって言ったやん？』

でも２日前

LINEの「幹事」「いつメン」のグループから突然

蓮くんが退会した

それは何の前置きもなく起きて

機種変？って思ったけど、個人の連絡先は残っていた

「心配だね、、個人で連絡してないの？」

『とっくに連絡した、でも既読つかんねん。』

かなり心配やけど、連絡つかんくて
何か違う事情があるんじゃないかと不安で仕方ない

「やすぽんさんと與那城さんには聞いた？」

『コウスケ君は知らへんって。奨くんはずっと返信待ち』

こうもなると色んな人と連絡を取る
Aが知らん女の子にも

絶対に嫌がると思っていたけど

純喜の大切な親友のことは放って置けないって

俺と一緒に悩んで寄り添ってくれて
悩み過ぎてる時は軌道修正をしてくれた

「ヒナちゃんには聞いた？」

奨くんを通して聞いてもらってるけど同じように返信が無い

「それ、なんか怪しくない？」

確かに2人の返信は来ないけど
3人の間で問題は聞いたことはない、

「瑠姫は？」

『知らんって、、』

俺は瑠姫に電話をかけた

『もしもし？』

「もーなに(笑)、2人でいるなら仲良く過ごしなよ」

『それどころじゃないの分かってるでしょ』

スピーカーをオンにして3人で話をした

「だから俺は何もしてないよ？？」

そうやろうな、、どうしたんや、、蓮くん

何か打つ手はないのかと考えていると

「待って。"俺は"って何？」

Aが鋭くそう言って

瑠姫が小さくヤッベって言ったのが分かった

『なんや知ってるなら早よ言い？！』

「1番最初めの俺の考えは間違ってなかったってことだよ、純喜」