強がりさんは恋に臆病

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純喜と2人でご飯に行ってから一週間が経った


「八乙女さん！宴会の団体そろそろ来るから！」


もともとご飯の予定だった金曜日


宴会場の準備をする


ドアベルが鳴れば

『いらっしゃいませー！』

続々と人が入ってくる、ここからはもはや戦場に近い


大皿ものも多いから運ぶの大変だし

飲み放題だから引っ切りなし呼び出される





「少し落ち着いたら1人ずつ休暇とってね！」


1人ずつ、、ということは私はもっと後だ


「八乙女さん！お会計！」

一般のお客様もいるから、その仕事もある

今日、、、忙しすぎる







『休憩、、入ります』

店内歩き回って、重たいお盆を持って

もうクタクタ、お腹すいた



半額の賄いを頼んで食べていると


ruki.prince日曜日ってお店すいてる?


瑠姫からのメッセージだった


A週によって変わるけど、金曜日よりはすいてる


今混んでるとか混んでないとかの話はしたくないけど

向こうはこっちの状況知らないし、仕方ないか


ruki.princeりょーかい!お店行きたいんだけど、予約ってできるの?

Aできるよ、お店に電話すれば

ruki.princeAがやっといてくれないのかw

A出来ないこともないけど、怒られるからヤダ

ruki.princeわかった、じゃあ店に電話するから、出てね?


ん？


Aりょーかい?


どういう意味だろうと思っていたら


"〜♪"

ホントに電話がかかって来た


『はい、お電話ありがとうございます』

「わ！ホントに出た！(笑)」


店の電話だよ？これ！


『お客様、失礼ですが、ご用件は何でしょうか』

「あー、ごめん。予約の話なんだけど
　 日曜日の18時から個室予約で！」

『ありがとうございます。何名様でのご来店でしょうか』

「7人でーす」

『、、多いね、、お座敷の方が広く取れますが、どうしますか』


「じゃあそっちで！」


『畏まりました。では日曜日18時に7名様、お座敷のご予約ですね。ありがとうございます』


「ちなみに、その日いるの？」

『え？』

「仕事、入ってるの？」


入れてるはず

シフトボードを確認すると




あれ




『、、入ってない』


「じゃあ！予約8人に変更で！」

『え？ちょっと』


電話は切れてしまった








ruki.prince日曜日空けといてね

20→←18☆syo

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