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「お待たせー！」
蓮くんが2人を連れて戻ってきた時
私と純喜くんはお互いに距離をとった
不自然さに気づいたのか
「何かあった？」
「あー、話してただけです、色々と、、な？」
『は、はい』
色々ね、、って小さく聞こえたのは奨くんの声だったと思う
「早く次行こうよ」
瑠姫くんがパンフレットを開いて言った
「Aさん、どこ行きたい？」
覗いてみると
『ロープウェイがある！』
「あ、見つけちゃった？」
『みんなで乗りませんか！』
「僕らは全然いいけど、、奨くんどうする？」
「Aちゃんは、、乗りたいよね？」
『はい！』
少し考えた後
「いいよ、行こう」
「ホンマですか！？」
え？何、どうしたの？
「だって奨くん！」
「うるさい」
何か分からないまま、乗り場まで来てしまった
ここまで来ると運行しているロープウェイが凄く近くて
「高っ、、」
奨くんの口からハッキリ聞こえた
まさか
『高い所、苦手なんですか？』
「そんなことは、ないよ！？」
ほ、ほんとかな、、
そして順番がきて他の観光客も一緒に乗り込む
少しずつ昇っていくと景色がどんどん広がって
蓮くんたちと写真を撮っていると
『あれ？奨くん？』
いない、、と思ったら真ん中あたりにいた
やっぱり苦手なんだ
気づいたら彼のいる方向へ足が進んでいた
目の前に来て分かった
ギュッと強く目を閉じて、手が震えてた
そんな姿を見るのが辛くて震える手を掴んだ
「えっ」
『ごめんなさい。私が行きたいなんて言ったから』
「、、乗るって決めたのは俺だし」
そう言っても、まだ震えてる
私の手が小さくて直ぐ離れてしまいそう
だからギュッと力が入る
「ねぇ、隣来てくれる？」
となり？でもそしたら手が離れちゃう
惜しい気持ちで隣に移った
「ありがとう」
もう一度、繋いでもいいかな、、
手を伸ばそうとした時
まだ震える大きな手が
私の手を包み込んだ
「これなら離れないよね？」
『////！？、、はい』
心臓の音が彼に聞こえてしまいそうで目線を上げると
お互いに目があった
「ごめん、カッコ悪いとこ見せちゃったけど、、降りるまでこうしていても、いいかな」
その言葉に驚いたけど、隣で手を繋げれることが
たまらなく嬉しくて
笑顔で頷いた
大勢の人がいる中で
2人しか知らない秘密を共有したみたいだった
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るる - 最後ほっこりしました！マナミちゃんとやすぽんにこのあと報告したらどんな反応するんだろ！？って勝手に気になってます！笑 (2021年8月6日 0時) (
レス) id: 2640263949 (このIDを非表示/違反報告)
名無し95607号(プロフ) - もし泣かされたら、じゅんきちお兄ちゃんにチクります！！(嬉し泣き) (2021年8月4日 21時) (レス) id: c2d2f1b4b2 (このIDを非表示/違反報告)
緑(プロフ) - はむぅさん» はい！楽しみにしてます(^^) (2021年7月29日 9時) (レス) id: 70fd815c99 (このIDを非表示/違反報告)
はむぅ(プロフ) - 夕さん» コメントありがとうございます。キュンキュンして頂けるとは！本望です。ありがとうございます！ (2021年7月29日 2時) (レス) id: b37463dbdb (このIDを非表示/違反報告)
はむぅ(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2021年7月29日 2時) (レス) id: b37463dbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむぅ | 作成日時：2021年7月21日 5時
