ホワイトがーる！！ (ページ8)

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もりりゅせページ8

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望「A！！！」

『なんなんうるさい抱きつかんといて』

望「なあんでそんなこと言うん」

『めんどい～、なあ濱ちゃん小瀧あげる』

望「濱ちゃん、や！」

濱「なんか俺告白もしてないのに振られたんやけど」

もー、と嫌がるAは日常茶飯事のことで皆空気のようにその存在を扱ってる。

『なあ！流星助けてよ～』

藤「え、おれ？」

『小瀧ホンマにめんどいねんもんあげる』

望「Aのいじわる！」

そういうと拗ねた望は離れたソファに体育座りしだした。

藤「どうするん、あれ」

『めんどい、今はほっといて後でアイスあげる』

藤「そのAのアイスで世の中どうにでもなる精神どうかと思うで」

『うるさいグミ男』

そう言ってスマホを取り出すA。

何するんやろー？って横目で見てたらLINEのトーク画面が見えた。

したら数秒後に離れたソファで死んでた望が「A好き！！！！！」って立ち上がったから多分Aがなんか送ったんやろなって。

藤「望も手懐けられてんなあ」

『まじチョロい』

藤「それ本人に言うたらアカンで(笑)」

言わん言わんって笑いながら適当に返事されたけど、ほんまに優しいから言わんのやろな。

『てかさ、今度服買いに行きたいねんけど』

藤「ええやん、行ってきたら」

『誘ってんねんけど』

藤「荷物持ち？」

『分かっとるやん』

ヒヒヒって独特の笑いかたをしたと思ったら、いつ空いとるー？とかなんとか手帳を取り出す。

行くなんて言うてへんけどなあ。

藤「俺、うんって言うてへん」

『でも行ってくれるやろ？』

藤「どこから来んねんその自信」

『どこからですかねえ、ってえ？なに？ほんまに行ってくれへんの？』

藤「って言うたらどうするん？」

『えええ、したら君の相棒連れてこかなあ』

って望を指さすA。

藤「ええよ、俺ついてく」

『やったね！いつにする！！』

なんとなーくやけど、望より先に誘われた優越感と代わりに望が行くっていうのは嫌やった。

藤「来週オフ被っとるやろ、そこでええやん」

『そうなん！じゃあそこにしよ！何買おかなあ』

能天気に手帳に流星の日って書く俺らの姫はわがままやけどやっぱり可愛い。

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