悪行十九回目 ページ19
貴「そうですね、同情なのかもしれません。」
男の子「なら、」
貴「でも、私には感情がないので、今は同情なんてしません。さて、食べましょう？」
お弁当にはたくさんのサンドイッチが入っていて、
デザートも少し入っていました。
男の子「……へぇ、まぁええわ。ありがとうおねーさん。」
貴「いえいえ、私こそ、感謝してます。」
男の子「あっ、これもらっていいー？」
貴「いいですよ」
そんな中、私に感情が生まれた。
「喜」「楽」
また次の日も男の子は来た。雨の日だった
男の子「あ、おねーさん」
貴「あ、緑君」
男の子「…俺のこと言ってる？」
貴「えぇ」
ふふ、と笑って見せれば、照れたようにしょうがないなー、と顔を少し赤くさせる
男の子「俺ね、帰る家は…おかーさんもおとーさんも、道具として見てくるから、ないんや」
貴「…」
「哀」
男の子「例えば、盗みとか、死体処理とか、ある時は殺人もした」
貴「…」
「怒」
貴「そう、ですか」
男の子「でもね、おねーさんは好きだよ。俺…実は、俺、もうすぐ売り飛ばされちゃうんだ。ぐるっぺん？って人のとこに」
「喜」「哀」
男の子「ありがとうね、二日だけだったけど…うわっ」
ぎゅっと抱きしめれば、男の子の冷めた体温が伝わる
貴「私のほうこそ…ありがとう。緑君、感情が少しずつ生まれていくのがわかった。私、今度は君に会うときはしっかり感情を戻すね」
男の子「それまでに死なないって約束しようや」
貴「その先も、にしよう？」
ゆーびきーり…
そうやって日にちが過ぎて、私は研究員全員を殺した。
だって、私を強くしたくせに、兵器だ兵器だ、閉じ込めなきゃ。イケナイモノを生み出した。
悪魔だ
っていったんだ。親までも。それは頭に来たよ。だってもう感情があるんだから
貴「…ばいばい、おかーさん」
そこにあったメスをもって、全員殺した
国のお偉いさんも、そのことに気づいたみたいだったけど、やっぱり殺さないと気が済まなかった。
城を襲うまで、何年かはかかったけど
ー
貴「…はぁ〜、そろそろ足壊れちゃうなー」
研究員の中で、身長が同じくらいの人の服をみていれば結構いい服が見つかって、
それを着て街々を回った
そしてようやっと今ここにいる。城の頭を、殺そうとしている
？「…あれ？」
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いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年1月2日 22時) (
レス) id: 74107eb362 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶らて(プロフ) - アイムさん» 指摘ありがとうございます！すみません直してきますね…！！！ありがとうございます！ (2017年12月29日 23時) (レス) id: a1adbe9dd6 (このIDを非表示/違反報告)
アイム(プロフ) - 追加 間違っていたらすいません (2017年12月29日 3時) (レス) id: c8dc90e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
アイム(プロフ) - 初コメ失礼します。悪行九回目のゾムの最初のセリフの味方が見方になってますよー (2017年12月29日 3時) (レス) id: c8dc90e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：僕(抹茶らて) | 作成日時：2017年12月25日 22時
