たぬきねいり／ジェミジェノ ページ38
「ふ〜ん、ヌナ寝てるんだ？」
あぐらをかいた足のみならず、手までも布団の中に入り込むと、恋人繋ぎをしてくるジェミンくん。変な声が出そうになったのを我慢すると、今度は耳元で、ほんとーは起きてたりして、と囁かれた。まさか探られてる？
「おいやめろよ、本当に起きちゃうだろ。部屋戻るよ」
「え〜ヌナがせっかく寝てるんだしもうちょっと良くない？」
「何してんのお前」
本当に何してんのジェミンくん！だ。遂にジェミンくんは体ごと布団の中に入ると、背を向けている私にぴったりくっついてきたのだ。
「ジェミナ、出ろって」
「ん〜ヌナが起きるまで」
「起きたらヌナがびっくりしちゃうよ」
「びっくりしたヌナ？いいね、見てみたい」
「もうそういうのいいから！」
ジェノくんはジェミンくんを布団から出そうと、力一杯引っ張り始めた。細い体のどこにそんな力があるのかは知らないが、ジェミンくんもジェミンくんで、やだ〜ヌナがいい〜と甘えた声でお腹に手を回し抱きついてくるので、私もどんどん布団の外に引き摺られていく。ぐいぐい引っ張られるとお腹も苦しくなってきて、ついグフッと可愛くない猛獣のような声を出してしまった。
「あれ？Aヌナ…？」
流石にここまでくると、狸寝入りをするわけにもいかない。
「…あはは、おはようかわい子ちゃんたち」
.
.
.
「あ、今度は本当に寝てる」
「やっぱ駄目だって、朝起きたらまたヌナがびっくりしちゃうだろ」
「その前に俺たちが起きたらいいじゃん。てか良いよ、ジェノは戻っても」
「お前が何するかわからないからそれも駄目だ」
「はは、信用ないなあ。まあ、いいじゃん。俺たちはヌナにとって今でも“かわい子ちゃん”なんだから」
部屋に帰ったと思ったら、Aが寝たのを見計らってまた布団に入り込んでくるジェミジェノ。最初は駄目だよと恥ずかしがるジェノも、朝になるとジェミンの反対側でAを抱きしめて寝ている。
「おはよー…って、うん！？」
そして、一番早くに起きてきたマークが絶句する。
新たなるライバル登場に一同の心は雨模様／ジミン→←たぬきねいり／ジェミジェノ
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おはむ(プロフ) - ななさん» ふおおおおお！！！！コメントありがとうございます！！！主人公ちゃん大好きなジェミジェノ可愛がってくださ〜い！！！！！！ (2018年9月2日 15時) (
レス) id: 2d185c5da6 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ふおおおおおおおおお！！！！！！！！ジェミジェノおおおおおおおおお！！！！ (2018年9月2日 15時) (レス) id: 5103d36a5b (このIDを非表示/違反報告)
おはむ(プロフ) - maki109606さん» そんな風に仰って頂けて、とても嬉しいです…！！ありがとうございます！！！maki様は韓国語も堪能なのですか？憧れます！無理せずに頑張りますね！ありがとうございます！！ (2018年1月4日 8時) (レス) id: a3bf7e6d69 (このIDを非表示/違反報告)
maki109606(プロフ) - いいえ。おはむさんの小説、とても面白いです。LINEの内容とかメンバーが本間に言いそうな言葉ばかりで。また韓国語で分からない言葉とか有れば言って下さい。あと、無理せずに更新して下さい。楽しみにしてます。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 1ffa870be9 (このIDを非表示/違反報告)
おはむ(プロフ) - maki109606さん» 丁寧にご指摘いただき、ありがとうございました…！今まで知らずに使っていたので、お恥ずかしい限りです…。訂正させて頂きます。本当にありがとうございました！！ (2018年1月3日 23時) (レス) id: a3bf7e6d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはむ | 作者ホームページ：http://twitter.com/tottoko__17
作成日時：2018年1月3日 13時
