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「僕たちこれからどうすればいいんでしょうね…」
『大丈夫。とりあえず新一を待とう』
新一が最後の爆弾を解除しにいくのを見送った俺たちは物陰に身を潜めていた
不安気につぶやいた光彦に笑いかけると小さくではあるが笑みが返ってくる
当たり前だ
こいつらはまだ小さい子供
怖くてあたりまえ
何としても守らなくては、と思い3人を振り返った時
『っ、こんにちは…？』
「___抵抗したら殺すぞ」
ゴリ、という嫌な音共に後頭部に感じる硬く冷たいプラスチック
嫌な汗が背中を伝う
「おとくん…！」
『…大丈夫だよ歩美』
歩美の悲痛な叫びに俺は少し笑いそう言う
そんな俺を男は引っ張り上げ口を開く
「黙ってもう一人のガキのところに案内しろ」
『…分かった』
いっそのこと居場所なんて知らないと挑発してしまおうか
そんな考えが浮かんだが目の前で目に涙を浮かべる3人と目が合い、俺は両手を上げた
ごめん、なんて小さい謝罪を心の中でこぼし新一の元へ向かう
「お前たちがやったのか」
ラウンジに連れ込まれた俺たち
リーダーらしき男はこちらに拳銃を突きつけながらそう問う
今にも泣き出しそうな光彦達を庇う様にして前に出る新一と俺
「違うよ。ぼくが1人でやったことさ…！」
『僕が解除の仕方教えたんだよ』
新一の後に口を挟むと新一は驚いた様に俺を見つめ眉を寄せた
俺はそんな新一を無視して男と向き合う
「子供のお前が解除の仕方を？」
『…僕のお父さんの知り合いが爆弾解除について詳しくってね、教えてもらったことがあるんだよ』
「違うよ、僕が1人でやったことさ…！」
『解除の仕方、今ここで言ってもいいよ』
「こいつらは関係ないよ！！」
半ば喧嘩の様になりながら庇い合う俺たちに男はしばらく考え込んだ後にやりと口角を吊り上げた
「ふん、いい度胸だ」
『えっ、わ、ちょ！』
そして新一と俺の首根っこを引っ掴むとズンズンと窓の方へ歩いて行き、
「そーれ！」
『おま、！！！ざけんなクソジジィぃぃい！！』
窓の外へ放り投げた
『しんっ、いち！！手ェ！！！』
「っくそ、はるっ！！」
『くっ、そ！』
お互いに必死で手を伸ばすが中々掴めずだんだん離れていく距離
もうだめだ、と諦めかけた時、ぐいと引っ張られ顔を上げるとそこには懐かしい男の顔
『かい、と、、キッド』
「おま、ほんと、俺がいなきゃ今頃死んでたぜ！？」
快斗は両手で俺と新一を抱えて飛んでいた
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はむもち(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます…！リアルが忙しくなってしまい更新に手が回らずお待たせしてしまいすみません…。ちまちまかいてはいますのでもう少々お待ちください…！ (2021年4月20日 10時) (
レス) id: 121ea58195 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やぱり、キッドは彼が好きなんだね。続きが楽しみにしてます (2021年4月19日 21時) (レス) id: bb10d372b8 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 付け加えで 無理せずに頑張ってください栞挟んで待ってます！ (2021年3月31日 22時) (レス) id: c6c0c2c12c (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - すごく面白い作品ですね！これからも頑張ってください、応援してます！ (2021年3月31日 22時) (レス) id: c6c0c2c12c (このIDを非表示/違反報告)
はむもち(プロフ) - 魚京さん» ありがたいです…！！ (2021年3月16日 18時) (レス) id: d1d8696fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむもち | 作成日時：2021年2月17日 20時
