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コトンとテーブルに置かれたホットコーヒー。
私のコップの横にはミルクと砂糖も一緒に。
それだけで、胸があったかくなる。
ほんとはコーヒーも飲めるんだけど、目黒といる時はいつもカフェオレを飲んでいたから。
目黒「カフェオレは家置いてないからこれで甘くして」
『…ありがとう』
ん、と返事して目黒も向かいの椅子に座った。
フーフーと覚ましながら口に入れると広がるほのかな甘み。
冷えた体が少しづつ暖まっていく。
目黒「俺からも話したいことあるんだけど、良い？」
手に持っていたコップを机に置いて両手を机の上に組んだ目黒。
『うん』
目黒「宮原さんの事なんだけど」
目黒の口から出た沙耶の名前。
思い出すさっきの2人のシルエット。
目黒「宮原さんに話したよ。Aとは同級生で昔からの知り合いだって事」
驚いて表情が固まる私に、そのまま話を続ける目黒。
目黒「さっき、Aと康二と居合わせた後告白されたんだ。でも俺の返事を聞く前に聞かれた。Aの事どう思ってるのかって」
目黒「宮原さん、ずっと気になってたって。俺とAの事。どういう関係かは分からないけど何かあったんじゃないかって」
沙耶には何も話せてなかった。
でも、目黒の話をする度に見せる私の表情と、さっきの私の表情を見て確信したらしい。
目黒「本当はAに直接聞きたかったけど、Aの表情を見てたら聞けなかったって。ごめんって言ってたよ。俺に直接聞いて」
…沙耶。
沙耶、ごめん。
目黒「…Aは？」
『…え？』
目黒「康二と話した？」
”我慢せんと、ちゃんと話さなあかんで”
『…うん。話したよ。目黒との事』
目黒「そっか。俺も康二にちゃんと話せてなかったから…謝らないといけないな」
『向井君、背中押してくれたの。ちゃんと目黒と話しなって。我慢して言わないのは違うって」
目黒「…あいつらしいな」
ふぅっと一息ついた目黒。
目黒「A」
そして、もう一度呼ばれる名前。
目黒「宮原さんの告白は断った。
忘れられない、ずっと好きな人がいるからって」
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただけるのが一番幸せです。番外編もお楽しみくださいませ。 (2022年10月25日 20時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！アフターストーリーも試行錯誤しながらですが楽しんでいただける様頑張ります_φ(･_･✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - sakiさん» 引き続き番外編を展開予定ですので引き続きお楽しみくださいませ。いつもコメントありがとうございますm(_ _)m✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新がないかワクワクしていたと同時にもうすぐ終わってしまうのではないかという寂しさもありました。2人のAfter story楽しみにしています😆 (2022年10月24日 12時) (レス) @page36 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 完結おめでとうございます！康二くんも沙耶ちゃんも幸せになってほしい！ふっかさんこれから絡むのでしょうか？番外編楽しみです🥹 (2022年10月24日 7時) (レス) id: 760b825a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年10月9日 19時
