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翌日、出勤してロッカールームに入ると既に沙耶が着替えて準備をしていた。
ふぅ、と息を吐いて隣のドレッサーに座る。
『沙耶、おはよう』
昨日店に忘れていたスマホをはい、と渡すと小さくありがとうと言って笑った。
沙耶「ごめんね、昨日」
『ううん』
沙耶「何かびっくりして頭がいっぱいになっちゃって」
逃げる様に帰っちゃったから目黒君にも失礼だったよね、と無理矢理笑った表情をする沙耶。
『沙耶。昨日一緒にいた人母親なんだって。驚かせてごめんって言ってたよ』
目黒から、母親だと伝えていいと言われていたからそのまま伝えた。
沙耶「え、お母さんだったの？！…なんだぁ私の早とちりか。すごい綺麗な人だったから、てっきり」
確かに、私も言われなきゃ分からなかった。背も高くてすらっとしてて…今思えば目黒に似てたかもしれない。
沙耶「でも、何か複雑そうな感じだったよね？」
『うん。昔色々あってしばらく会ってなくて、最近再会したんだって』
そう言うと、正面の鏡を向いていた顔をゆっくりこちらに向ける沙耶。
急にじっと見つめてくるから、ん？と首を傾げる。
沙耶「それも目黒君から昨日聞いたの？」
『え？う、うん』
何か考える様な表情をする沙耶。
『どしたの沙耶』
沙耶「いや…目黒君、連絡は取ってるんだけどあんまり自分の事話さないから。この前も流れで家族の事聞いた時に何となくはぐらかされちゃって、何でかな？って思ってたんだよね」
沙耶「目黒君、Aには話してくれたんだね」
沙耶の真っ直ぐな瞳と視線が交わる。
胸がドクンと鳴った。
『たまたまだよ。その場の流れっていうか。さすがに何も説明無しに帰るわけにはいかなくてって感じじゃないかな』
視線を思わず逸らす。
沙耶「そっか。…そうだよね、ごめんなんか変なこと言って！よし、今度ご飯会うまでにちゃんと話せる様にしなきゃ」
今日電話してみようかなぁといつも通りに戻った沙耶に、小さく頷くことしか出来なかった。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただけるのが一番幸せです。番外編もお楽しみくださいませ。 (2022年10月25日 20時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！アフターストーリーも試行錯誤しながらですが楽しんでいただける様頑張ります_φ(･_･✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - sakiさん» 引き続き番外編を展開予定ですので引き続きお楽しみくださいませ。いつもコメントありがとうございますm(_ _)m✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新がないかワクワクしていたと同時にもうすぐ終わってしまうのではないかという寂しさもありました。2人のAfter story楽しみにしています😆 (2022年10月24日 12時) (レス) @page36 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 完結おめでとうございます！康二くんも沙耶ちゃんも幸せになってほしい！ふっかさんこれから絡むのでしょうか？番外編楽しみです🥹 (2022年10月24日 7時) (レス) id: 760b825a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年10月9日 19時
