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沙耶「寒っ！もう冬だね」
『ね。早く駅行こ』
店を出て早くここから離れようと駅の方へ歩く。
沙耶「どしたのよそんな早足で。笑
…あ、待ってスマホが無い」
私の後ろで立ち止まって鞄の中を探す沙耶。
沙耶「あれーおかしいな。ごめんAテーブルに忘れてきたかも。すぐ取ってくるからちょっと待ってて？」
また店の方に体を向ける沙耶。
『ちょ、待って沙耶、私も…』
一緒に行く、と足を踏み出した瞬間。
入り口のドアが開いた。
「ちょっと待って蓮。ちゃんと話を聞いて」
足早に店を出る目黒と、後ろを追いかけて目黒の腕を掴む女性。
沙耶「え…目黒君？」
驚いた表情をする目黒と沙耶越しに目が合う。
一緒にいた女性も、私たちを見て目黒と知り合いだと分かったからかパッと手を離し気まずそうな表情をする。
流れる沈黙。
目黒「…帰れよ。もうあんたと話すことなんて無いから」
先に沈黙を破ったのは目黒だった。
横にいた女性を一瞥し、ため息をつく。
女性は苦しそうな表情で目黒を見た後、また連絡するからと言って私たちの前から去って行った。
残された3人。
誰も声を出さない。
『あ…えっと、私たちたまたまさっきここでご飯食べてて』
何とか絞り出した言葉。
顔を上げた目黒と目が合う。
沙耶「…っ…ごめん。私用あるの忘れてた。先に帰るね」
『沙耶！』
足早に駅の方に走って行く沙耶。
追いかけることも出来ずその場に立ち尽くす。
ゆっくり振り返ると、目黒と目が合う。
目黒「…」
『…』
目黒「…少し時間ある？」
『…え？う、うん』
小さく頷くと、目黒も頷いてまた店の方に体を向けてドアを開けた。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただけるのが一番幸せです。番外編もお楽しみくださいませ。 (2022年10月25日 20時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！アフターストーリーも試行錯誤しながらですが楽しんでいただける様頑張ります_φ(･_･✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - sakiさん» 引き続き番外編を展開予定ですので引き続きお楽しみくださいませ。いつもコメントありがとうございますm(_ _)m✨ (2022年10月25日 20時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新がないかワクワクしていたと同時にもうすぐ終わってしまうのではないかという寂しさもありました。2人のAfter story楽しみにしています😆 (2022年10月24日 12時) (レス) @page36 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 完結おめでとうございます！康二くんも沙耶ちゃんも幸せになってほしい！ふっかさんこれから絡むのでしょうか？番外編楽しみです🥹 (2022年10月24日 7時) (レス) id: 760b825a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年10月9日 19時
