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若菜「…ごめん。私こういう時いつも感情的になっちゃうね」
ほんっとごめん!と顔の前で両手を合わせる若菜。
『ううん。ありがと若菜。自分でもどうしたら良いのか分からなくて』
こういう風に言ってくれる友人がいるのは幸せな事だ。
私1人じゃぐるぐる悩むだけでどうしようも無かったから。
若菜「目黒もどういうつもりなんだろうね?Aと普通に関わろうとしてるみたいだし」
『そうなんだよね。普通気まずいと思うんだけど。実はね、合コン一緒に来てた同僚が飲み会の計画進めてるみたいでまた近いうちに会うかもなんだよね』
若菜「おー話が早いね。少人数で?」
『多分2対2』
沙耶があれから向井君と頻繁に連絡を取ってるらしく、2人で行けば良いのに4人での計画を進めてるらしい。
意外とその辺慎重なんだよね、あの子。
若菜「んー、やっぱり賛成!とはならないけど良く分からない今のままよりは、一回話した方が良いのかもね」
『さっきと言ってる事違わない?』
若菜「私だってちゃんと考えてんのよ?まーあれだね、自分が結婚することになったからAの今後を自分の事の様に考えちゃうのかも」
ふふ、と笑う若菜。
紘君もだけどほんと2人には心配かけてばっかだな。
『考えても仕方ないし、とりあえず参加してみるよ』
若菜「ん、分かった。でもあいつが少しでも無神経な事したらすぐ連絡してよ?」
その時は一発締めるから!と握り拳を作る若菜は本当に頼もしい。
少しだけ気持ちが軽くなった。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています! (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mamemiya | 作成日時:2022年9月24日 9時