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結局あの後また席替えをして、遠く離れた席の目黒とは話をする事なく合コンは終了した。
お会計を先に済ませていた幹事さんや男性陣にお礼を言い、お店の外に出ると次の店に行くかどうかで再び盛り上がっている。良くある光景だ。
沙耶と一緒にいると向井くんがこちらにやってきた。
向井「なぁなぁAちゃん達、良かったら連絡先交換せえへん？」
スマホを片手に、今度飲もうやと笑う向井くん。
沙耶「うん、もちろん！じゃあまた4人で飲もうよ」
4人？
向井「ほら、めめもスマホ出しいや」
向井くんが後ろを振り返ると目黒が立っていた。
ドクンとまた胸が鳴る。
QRコード出してや〜と、横で沙耶と向井くんが連絡先を交換している。
その様子を見てると、急に目の前にスマホの画面が差し出された。
目黒「ん、ほら」
LINEの追加画面。
何てことない様にこちらを見る目黒。
『あ、えっと…』
普段あんまりスマホを触らないから操作に慣れてない私。
どこから追加するんだっけと画面操作に苦戦してると、ふはっと頭上から笑う声がした。
すると同時に私のスマホ画面に綺麗な長い指がすべる。
そのまま追加まで操作を進めると、
目黒「相変わらずアナログなんだな」
小さい声でそう呟いた。
”目黒蓮”
追加されたホーム画面の背景は、綺麗な星空だった。
たったそれだけのことでまた胸が熱く鳴り出す。
視線を上げると既に向井くんの方を向いて話をしていて
その楽しそうに笑う横顔を見つめる。
何が何だか良く分からないまま
皆に挨拶をしてそのまま最寄駅まで向かった。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています！ (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年9月24日 9時
