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深澤「また星見てんの？好きだね〜相変わらず」
『ほっといて』
深澤「ふはっそんで相変わらず冷たい」
手の中のビールはキンキンに冷えてる。
肌寒さも感じるけど、まだ長袖は着たくない。
夜空に浮かぶ星を見てると
心のモヤがスーッと消えていく。
不思議だなぁほんと。
ただ見てるだけなのに。
『…綺麗』
深澤「Aの方が綺麗だよ？」
『キモ』
深澤「ぶはっ何でだよ。本心だぜ？」
『てかいつまでいるわけ？もう日越えるじゃん。
明日も仕事なんだからさっさと帰んなよ』
深澤「へいへい。帰りますよー」
ソファにかけてたジャケットと鞄を持って玄関に向かう深澤君。
この関係？ただの学生時代からの友人だ。
飲みたいタイミングで勝手に来て自分のタイミングで勝手に帰っていく。
最初は追い出してたけど最近はめんどくさくて放置してる。
さすがに日を越えるまで居ようとする時は帰らすけど。
好きでも嫌いでも無い、ただの飲み仲間って奴だ。
パタン、とドアが閉まる音がしたのを確認してまた空を見上げた。
空を見上げる度に思い出す彼の横顔。
今、私と同じ様に星を見てるのかな。
あの嬉しそうな顔で。
『…ほんと、バカみたい』
ぐびっと飲みこんだビールはいつもより苦かった。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています！ (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年9月24日 9時
