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渡辺「あ、目黒はこの後職員室なー」
放課後、終礼が終わるとゾロゾロと動き出すクラスメイト。
渡辺先生は目黒蓮を呼んでそのまま教室を後にした。
返事もせず荷物をカバンに詰めて立ち上がる目黒蓮。
スタスタと教室を出て行った。
後ろを紘君が追いかけて肩を組みながら廊下を歩いていくのが見えた。
若菜「A、目黒の事目で追ってんじゃん。何だついに春が来たか？」
気づいたら前の席に座ってニヤニヤ笑っている若菜。
『…違うから。ずっといなかった隣に人がいて変な感じするだけ』
若菜「ふーん？結構いい感じに見えるけどねえ」
『いやいや授業で業務連絡みたいな会話してるだけじゃん』
若菜「それが新鮮で良いんじゃん。笑
目黒の事みんな目をハートにして見てるのにAだけ淡々と話してるのが逆に面白いわ」
全くこの子はほんとに。
確かに気になるよ、目黒蓮の事は。
でもそれは多分あの空気感というか、ただの物珍しさ。
何も考えずに話せる空気感？みたいなものはあるけど。向こうも変に気遣ってこないからこっちも遣わずに済むというか。
ただ、それ以上の感情が湧く事はない。
『…あ、やばい本返してなかった。じゃあ若菜、私図書室寄るから先帰るね』
若菜「はいよーじゃね」
鞄に荷物を詰めてると、今日が返却期限の本が何冊かあるのに気づいた。
図書室の先生放課後はすぐに閉めちゃう時あるから早めに行かなきゃ。
教室を出て図書室まで走った。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています！ (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年9月24日 9時
