10. 岩本side ページ10
「お前さ、やめろよ運命とか言うの。俺の方が恥ずかしくなっちゃったじゃん」
Aがトイレに行ってる間、呆れた様な怒った様な顔で睨んできた翔太。
「キャラ違いすぎて戸惑うわ」
「別に思ったこと言っただけだって」
「いやいやいや」
絶対キャラ違うって！と声が大きい。
だって、嬉しいじゃん。
あんなに泣いて、真っ直ぐな目で俺らのこと応援してくれるなんてさ。
今は距離取られてるしツンツンしてるけど。笑
多分あれが素なんだろうな。
Aの事、裏も表もまだ何も知らないけど
何となく、変わらないんだろうなって思った。
ファンなのは確かなんだろうけど、行動の節々に一線を置いてる感じがある。
深く踏み込もうとはしてこない感じ。
それがちょっと寂しくも感じて、でも信頼出来る部分でもあるというか。
普通に仲良くなりたいなって思った。
自分でも人を選ぶ所があるのは自覚がある。
好き嫌いもハッキリしてるし。
それが良くもあり時に変わらないとなぁって反省する。
Aは
何だろうな、直感で
この子がファンでいてくれるうちは、ずっと頑張れるんじゃないかなって
大袈裟だろって言われそうだけど、そう感じた存在だった。
「あ、康二着いたっぽい」
スマホを手に取る翔太。
俺のスマホにも着信履歴があった。
俺が気づかなかったから翔太に連絡したみたいだ。
そういえば、Aのスマホの待ち受け康二だったな。
岩本兄弟推しとか言ってたっけ。
ありがたいけど何となく複雑な気持ち。
『お待たせしました』
「お、おかえりー」
変わらず緊張した顔で戻ってきたA。
はい、と翔太から渡された新しい烏龍茶をまたがぶ飲みしてる。
またすぐトイレ行きたくなるぞ、と勝手に心の中で笑った。
すると、コンコンとなったドア。
ドアがガラッと開いたのと、Aが烏龍茶を吹き出したのはほぼ同時だった。
「ごめん遅れたー！」
『！！！ゴホッゴホッ』
「うわっ！」
康二を見るなりAがお茶を吹き出して
それに驚いた翔太がビクッとしてガタガタと机を鳴らして
それに更に驚いた康二が何？！とでかい声を出した。
コントの様な時間が数秒流れた後
『こ、ここ、こんばんは！！』
いきなり立ち上がったAに全員がビクッとした。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
