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岩本氏の運転する車でやってきた焼肉屋さんでは当然の如く個室に案内された。
慣れた様子の2人。対して私はガチガチ。
「A、何飲む？お酒？」
『…烏龍茶でお願いします』
好きなもの頼んで良いよと言われたものの、いざ来てみたらそんな悠長な事は言ってられない。
来る。この後、康二君がここに。
本当に？
これって現実？
どうしよう、めちゃめちゃ今更だけどほぼすっぴんだよ私。
さっき気持ち程度にお手洗いで直した眉毛とリップは、この個室のライトで多分飛んでる。
仕事終わりのジムだったからジャージかスーツの2択で少しでもマシなスーツに着替えたは良いものの。
…いやいや、何を考えてるんだ私。
推しとのこの後の時間に何を期待しているの。
私はファン。
彼らはアイドル。
確かにその間には見えないけど大きな壁があって
その一線を超えてはいけない。
とにかく、来てしまったからには失礼のない様にだけ気を付けよう。
「Aちゃん、めっちゃ眉間にシワ寄ってんだけど。笑」
『気にしないでください。精神統一をしてるだけなんで』
意味分かんねえと笑っているしょっぴーは無視して
ふう、と大きく深呼吸する。
「Aって、普段どんな仕事してんの？」
焼肉屋なのに何故かスープやご飯ばかり食らう岩本氏に話しかけられる。
どうやら牛肉が苦手らしい。
でも焼肉屋で出される他のメニューは好きらしい。
何でこの店にしたんだという疑問はさておき、当たり障りない範囲で話を広げる。
『普通に会社員やってます。OLです』
しがない会社の事務員の私の話なんてそんなに広がるものでもないのに、興味深そうに聞かれる。
まぁ確かに彼らの周りには逆にいないだろうしな。
「てか、２人ってどういう出会い？」
もしゃもしゃと肉を頬張るしょっぴーの言葉に先に答えたのは岩本氏だった。
「ちゃんと話したのはこの前の焼肉屋で会った時だけど、初めてAを見たのはライブの時」
「ライブで見た？どういう事？」
「俺のうちわ持ってめっちゃ応援してくれてるコいんなって目に入ったの。もちろん全部嬉しいんだけど、Aは表情が違って見えてさ。だから店で会った時マジで運命だと思った」
熱い。顔が。
何でもないことの様に運命とか言って
ほら、しょっぴーも赤くなってる。
何なのこの人。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
