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「珍しいね、Aがワンコの話しないなんて」
会社の昼休み。
先輩のナツさんと一緒に食堂で定食を食べていると、不思議そうな顔でそう言われた。
この前ライブだったんでしょ？と。
ナツさんがいうワンコ、すなわち私の推し康二君のことは隙あらばやれこの作品がかっこいいだのあの歌割りが最高だのと常に口にしていたから
私が話をしない方が珍しいらしい。
『…別の大型犬の事が頭から離れないんですよね』
「え？何それ」
実はあの後、なんと岩本氏と連絡先を交換することになったのだ。
理由は康二君だった。
ぶつかった拍子に落ちたスマホの待ち受けが康二君だったのを見られていた様で
何で俺じゃないの？と心底不思議そうに聞かれた。
いやいや、彼氏でもないのに何でそんな不思議そうな顔をするんだと。
あぁそっか、今彼が推しという設定だからか。
だとしても…何か重くないか？
これが噂の彼の嫉妬深い感じ？
ちょっと睨まれている様なその瞳にビビって
『じ、実は岩本兄弟推しで！たまたま今日は康二君なんです！』
咄嗟に出た言葉は半分嘘だけど半分本当。
「ええ、毎日俺にしてよ！」
その方がいいって！と拗ねた声を出す。
…何この人重てえ！
見た目と言動が合っていない彼に早くその場から去りたくなったけど、いきなり手の中のスマホを取られた。
そして彼も徐にポケットから自分のスマホを取り出して
「ん、これ」
『…え』
「君、なんか面白いから。
友達にならない？」
返事をする前に登録されていた電話番号。
本名ではなく、テルと登録されてる。
『テル…』
「ん、俺照兄って呼ばれてるから弟(康二)に」
ええ、知ってますとも。
てかファンだったら知ってるって分かるでしょ。
ってそうじゃなくて！！
『いやいや！！ダメでしょこんな簡単に交換したら！』
思わずガバッと顔を上げたら驚いた顔をした後またいひっと笑った。
「何で？友達になりたいんだからいいじゃん」
『いや、それが普通にまかり通る職業じゃないですよねあなた！アイドルでしょ？！』
「アイドルでも普通に女友達いるよ？えっと…Aね。
Aも男友達いるでしょ？」
『名前で呼ばなくていいです！いや、私はパンピーですから別にいてもいいんですよ！』
そうやって分けるのずるいじゃん、とまたわけ分からん事を言い出した。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
