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照君が帰った後、気づいたらベットで寝ていて目が覚めたら外は暗くなっていた。
久しぶりに引いた風邪。
日頃の疲れが溜まってたのかな。
『んんー…お腹すいたな』
ぐーっと体を伸ばす。
気の済むまで寝たから体はかなりすっきりしていた。
ありがたい事に照君がこれでもかというくらい食料を持ってきてくれたから、しばらくは買わなくて済みそうだ。
レンジで温めたスープをテーブルに運ぶ。
『いただきます』
優しい味が口に広がっていく。
野菜たっぷりで生姜も効いてて病み上がりの体に沁みる。
消化に良いものばかり。
…きっと風邪に効くものをわざわざ探して買ってきてくれたんだろうな。
そんな事を考えながらテーブルに置いていたスマホに目をやると
ピロン
丁度ロック画面に表示されたメッセージ。
【向井康二：Aちゃん体調どう？変わりない？？】
持っていたスプーンを落としそうになった。
え、康二君から？！
っていうか私フルネームで登録したままだった…！
慌ててスマホを取ると、続けて送られてきたメッセージ。
【向井康二：もし良かったらさ、この後少し電話せん？】
え、電話？私と？
『…！！』
既読にしてしまったまま数秒固まっていると、
【着信中：向井康二】と切り替わった画面。
推しからの着信。
目の前でとんでもない事が起こっている。
出るべきなの？どうすれば良いの？
考えてる間も鳴り続ける画面。
『と、とりあえず出た方が良い、よね』
一呼吸してボタンを押した。
『…はい、Aです』
「あ、Aちゃん？ごめんないきなり」
『い、いえ！全然大丈夫です！』
正座をして座り直す。
無駄に背筋も伸びる。
「体調どう？もうしんどない？」
『はい！たくさん寝たので熱も下がりました。
あの、薬とか水も用意してくださってありがとうございました。たくさんご迷惑かけてしまってすみません』
「全然ええんよ！良かったわぁ、昨日めっちゃしんどそうやったからさ」
電話口の声が本当にすぐ近くで話されてるみたいで、耳がくすぐったい。
「ご飯とかちゃんと食べてる？」
『はい！モリモリ食べてます。照君がこれでもかってくらい沢山買ってきてくれて』
「…照兄、Aちゃんち行ってたん？」
『…！！えっと、』
やばい、口が滑った。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
