26. 深澤side ページ26
『とにかく！足！足が良いんですよね。皆さん足が長いからダンスがより美しく見えるんですよ。分かります？』
こうなったのはおそらく俺のせいだ。
照が友達になりたいって言った子だから別に何も疑ってはなかったけど、ほらやっぱり一応アイドルだからさ？
下心あって近づく子がいるのも残念ながら事実で、つい俺の中のセンサーが勝手に作動してしまった。
俺の質問に対して熱く語った後、頼んでいたウィスキーを一気飲みしたAちゃん。
康二が焦って止めようとしたけど遅かった。
そこから火がついた様にSnowManの魅力を語り始めたAちゃん。
お酒が弱いわけではないんだろうけど、彼女の中の何かのスイッチを入れてしまったんだろう。
「足かぁ。俺の足も良い感じに見えてる？？」
『見えてます！もちろん！だって康二君比率で言ったらラウール君より足長いでしょ？』
「そうなんよ！実はそうやねん！」
いや、どんだけ足に食いつくんだよ。
段々康二もファン目線でAちゃんに負けじと語り始めてるし。
『ふっかさん、ありがとうございます』
「ん？何が？？」
『ふっかさんがいたから、康二君の魅力が世間にもっと広がったんだと思います』
「え、俺？？」
『関西にいた頃の康二君は、皆を引っ張る立場できっと甘えたくても甘えられかった事が多かったと思うんです』
あまりにも真剣な顔で話し始めるからその表情に少しドキッとした。
『安心して頑張れる場所があれば、人ってどこまでも上に行けるんだと思うんです。きっと。康二君にそういう場所を作ってくれて…ありがとうございます。本当に。SnowMan、最高です』
「え、ちょ、Aちゃん？！」
そのままバタン、とウィスキーの入ったグラスを握ったままテーブルに伏した。
突然の事に康二と2人固まって目を合わせる。
「…え、寝た？」
「寝てる、なぁ」
スー、スーと小さな寝息が聞こえてくる。
勢いよく喋ってそのまま寝落ちした様だ。
とりあえずこのままでは色々まずいから、何とかAちゃんを起こして今日はもうお開きにする事に。
Aちゃんのマンションの場所は康二が覚えていたからタクシーで先に向かう。
部屋まで送ろうとしたけど、到着した頃には酔いも覚めた様で1人で大丈夫とタクシーを降りた。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
