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待ちに待った華の金曜日。
堅苦しいスーツのジャケットも凝り固まったヒールの痛みも軽い軽い。
心の中でスキップをしながら向かう先は最近何度目かの焼肉屋。
肉ばっか食べて太るかもなんて金曜の私は考えない。
『…ん？和姉からだ』
店に向かう途中、ポケットのスマホが震える。
この後待ち合わせをしている姉からのメッセージだった。
【和姉：ごめーん！仕事でちょっと遅れそうだから先に店入ってて！！】
メッセージが届く少し前に電話も来ていたみたいだけど気づかなかった。
今日は久しぶりに和葉こと三つ上の和姉とご飯を食べに行く予定だ。
月に一回はこうやって仕事終わりにご飯に連れてってくれるのだが
バリキャリの姉は金銭感覚がまぁまぁバグっているので毎度高い店をチョイスし、私もそこに乗っかり遠慮なく食べる。
社会人になって財布を出そうとしたら本気でキレられた。私に奢ろうなんて10000年早いと。
到着したお店は門構えの高いそれはもう高そうなお店。
どう見てもイチゲンさんが入れないであろう空間だ。
慣れとは怖いもので、高いお店に行く回数が増えれば増えるほど緊張はゼロではないものの普通に入れる様になる。
姉はテーブルマナーにも厳しいので、平凡な私もそれなりにマナースキルが上がっていくのであった。
姉の名前を告げて案内された個室。
姉が遅れる時は先に飲んで待っているので、メニューから適当に飲み物を頼む。
それにしてもお肉の種類が半端ない。
ぐふふと思わず笑みが漏れる。
しばらくすると、部屋の外からカツカツとヒールを鳴らす音が聞こえてきた。
その音は私のいる部屋の外で止まり、ノックが響いた後ドアが開いた。
「あーやっばいマジで喉カラカラ」
『お疲れ和姉。とりあえずビール？』
「ん、ありがとー」
スーツにサングラスで登場した姉。
マフィアの方ですか？と突っ込みたくなる様な風貌だけどこれは通常運転。
慣れとは怖いものだ。
テキパキとメニューから注文を済ませ、1杯目のビールを一気飲みした後「ッカーこれこれ！！」と親父の様な発言をするのにどこか品があるから不思議だ。
姉は変わっている。
やる事なす事強烈で親からも手に負えないと昔から言われていた。
私とは全くタイプが違うけど一つだけ嗜好が合ったのが
そう、SnowManだった。
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mamemiya(プロフ) - Ren_Mashiroさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも楽しみの一つとなります様に。 (3月17日 0時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - ヲタクちゃんさん» 是非是非お楽しみください！ (3月17日 0時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！ちょっと拗ねが足りなかったかもしれません。。🙇が、これからの展開をお楽しみいただけると嬉しいです✨ (3月17日 0時) (レス) @page22 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
Ren_Mashiro(プロフ) - 毎日楽しみにして学校頑張ってます✨無理せず更新頑張ってください！ (3月3日 21時) (レス) @page14 id: ec8f83fe60 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 続き楽しみです✨✨ (3月1日 8時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年2月27日 20時
